vs 磐田 3-1 ○ 俺たちのホームの力
それにしても、埼スタがホームと思えるようになって来たのはいつ頃からだろうか。少し前までは「俺たちのホームは駒場」と思っていたはずなのだけど、試合を重ねるごとに埼スタのあの風景に自分がいることに何の違和感も感じなくなってきた。 210の階段に居場所を決め、緑のピッチとそれを囲む赤い人々、四角く切り取られた青い空を目にすると、いよいよこの場所で、今年の闘いが始まることを実感し、気分は一気に高揚してきた。 今年は、ウラワが初めてリーグチャンピオンとなる記念すべき年となるはず。そのリーグ戦のホーム開幕戦の持つ意味は大きいだろう。 埼スタの席割が変わったことによりゴール裏に変化が及ぶのか。伸二をはじめとした代表選手に注目が集まる中、ファン層が広がりスタジアムの雰囲気がどうなるのか。スタジアムに入るまで少々危惧していたことは、少なくとも俺の周りでは杞憂だった。試合前のコールリーダーの言葉に力強く反応する雰囲気に、俺も周りもテンションが上がっていく。 ホームスタジアムがホームスタジアムらしい雰囲気を作り出せれば、ウラワは負けない。 試合開始からしばらくの時間帯は、押され気味で実に不安な展開だった。 厳しいチェックができず、磐田に易々とボールを回される。ボールを持つと磐田のプレスにあい、余裕を失ったパスはミスをよぶ。 どうも綺麗なサッカーを求めすぎてはいないか?必死さが今一感じられない立ち上がりだったように感じた。 しかし今日のゴール裏は、そこで力強いサポートができていたと思う。局面局面での「負けるな!」「闘え!」と思う気持ちが、コールに乗って届いていたと思う。 そして次第にウラワの選手の動きに躍動感が感じられるようになる。 勘違いも甚だしいかも知れない。けれど、俺たちの声が、選手の背中を押したはず、と。 3-1での勝利。最後の失点は反省材料、と言う自分の贅沢さ。 目標の60,000人は入らなかったが、俺たちのホームはすばらしい、と感じさせてくれるホーム開幕戦だった。 一緒に闘ったみんな、お疲れ様。 次の広島は、頼みます。 21日、また俺たちのホームで会いましょう。3/12追記 SKK‐REDSサポートブログ の3/11のエントリ「対ジュビロ磐田戦:ホームじゃ、負けられない。 」に角田さんの呼びかけが上げられています。 私の位置からは聞こえなかった部分もあったのだけど、改めて読むととてもいいことを言っていると思います。 駒場時代の東のクルヴァは一種独特のスタンスで、boysとそれ以外を区別しているようなニュアンスを感じさせられ、違和感を感じることも多かったのだけど、最近の角田さんのリーダーシップは一般のサポーターも巻き込む感じで、すごくいいと思います。 凄く格好良いスタジアムを作っていくのは、爆心地やゴール裏に限らず、スタジアムに集まるみんなの力です。だから、チームが強くなっていくのに負けないよう、俺たちも頑張らなくてはね。