カテゴリ:観戦記(三菱水島FC)
今日は、2つのゲームが岡山県内で開催されます。
11:00 ファジアーノ岡山-石見FC(福田公園サッカー場) 13:00 三菱水島FC-アローズ北陸(笠岡陸上競技場) まずは、福田公園の方へ寄りました。サッカー場には人影はなく、なぜか陸上競技場に横断幕が張られて選手達が練習していた。 前回のホーム開幕戦は、観衆350人といったところだったけれど、今日は、私が人数を数えて歩いたところ、その半分の約170人。 メインスタンドのホーム側80人、同アウェイ側40人、バックスタンド50人といったところ。なんで、前回より減ったんだろうか??県協会関係者の方は、たくさん来られていますね。 サポグループは、20代の人を中心の10名くらいの方が、試合開始前から太鼓と声援で熱く応援されていましたが、回数を重ねるごとに、レパートリーも増えて、洗練されてきていて、来シーズン、JFLでもやっていけそうです。 試合の方は、ファジアーノが両サイドから、きれいなクロスが上がり、終始ペースをつかみ、石見に崩されるシーンはほとんどなかった。 ということで、前半15分を過ぎたあたりで、ファジアーノの勝利を確信して、笠岡へ向かいました。 (※結果は、ファジアーノ岡山 3-0 石見FC と快勝でした。) 福田公園を出てほんの数キロ西へ進むと三菱自動車水島製作所の前を通ります。こんな近いところで、ゲームやっているのに、水島FCはなんで笠岡なんだ?って、複雑な気持ちになります。 都市公園法だっけ?法律のことはよくわからないけれど、福田公園のサッカー場に、2000席程度の簡単な観覧席は作れないのでしょうか? さて、車で50分で、笠岡陸上競技場へ到着。今日は、他のイベントもあり、混雑が予想されるとのことだったけれど、駐車場は、いつもと変わらないくらいの車の台数。スタンド入口に向かう人は、心なしか寂しい感じがしました。 笠岡陸上競技場のメインスタンドの収容数は550人だけど、これはベンチシートに両隣密着して座った場合の机上の数値で、超満員でも実際は450人くらいだそうで、今日の入りは、私の目算では、400人弱といったところだったけれど、公式発表は衝撃の334人。 JFL昇格バブルがはじけたといった感じで、現在は200人くらいが基礎票といったところかもしれません。 しかし、昨年の高知や淡路島での地域リーグ決勝大会でも、選手のファンや家族が10名ほどいたけれど、クラブのサポと呼べる人は皆無(?)でした。 三菱の会社関係者や同僚も来ていないし、県協会の関係者もいない(正確には高知には副会長さんがいらっしゃいました。)という、本当に同情するような状況での昇格決定でした。 だから、観客数は、開幕戦の698人がベースじゃなくて、0人からのスタートというふうに考えれば、落胆する数字ではないと思います。 サポグループの方々は、今日は少数精鋭で試合を盛り上げてくれていました。 バックスタンドの笠岡工OB?の方々のジェンカ隊も健在で、今日は、赤いビニールを使っての応援まで見せてくれました。本当にお疲れさまでした。 という私は、今日は微熱で、ほとんど地蔵状態で、申し訳なかったです。 次節のホームは、強豪のホリコシ戦。アマラオ選手など、元Jリーガーがたくさん見られるけれど、果たして観客数はどれくらいになるんでしょうか? 【2005 JFL三菱水島ホームゲーム】 第2節 04/02 13:00 ● 水 島 0-2 YKK ○ 笠 岡 698人 晴 17℃ 第4節 04/17 13:00 ● 水 島 1-3 流経大 ○ 笠 岡 641人 晴 23℃ 第7節 05/04 13:00 △ 水 島 1-1 鳥 取 △ 笠 岡 650人 晴 26℃ 第9節 05/15 13:00 ● 水 島 1-2 佐印刷 ○ 笠 岡 408人 晴 25℃ 第11節 05/29 13:00 ● 水 島 0-1 北 陸 ○ 笠 岡 334人 晴 ────────────────────────────────────── 2,731人(平均 546人) さて、選手入場。今日は、笠岡市のこども劇場グループのちびっこと手をつないで入場。 今日の対戦相手のアローズ北陸は、4勝4敗2分けの第10位のチーム。 今日も終始中盤を支配されて、一方的なゲーム展開になると思っていたら、互角以上の戦い。ホーム初勝利の匂いが漂っていたんだけど、コーナーキックからあっさり失点。ふぅ~。 その後も、セットプレーから、シュートまでもっていかれるピンチは、GKのファインセーブでなんとか切り抜けることができたけれど、本当に、セットプレーには、弱いねぇ・・・。その後、一進一退で前半を終了。 後半は三菱水島が風上になり、相手の疲れの出たところをついて、いっきに逆転といきたいところだけど、ボールキープ率は高いものの、シュートまでもっていけない。 中盤でボールを奪って、さぁカウンターといったところで、ロングボールの多様。 ラグビーのパント攻撃のように、うまいところに落ちて転がれば儲けモノといった感じの運まかせのパスのように見えました。キーパーに直接キャッチされる場面も多く、もう少し精度があれば・・・。 また、カウンター攻撃で、中央をドリブルで引き裂いていけば、大きなチャンスになる場面も何度もあったけれど、決まってロングボールなんですよねぇ・・・。 でも、MFがボールを持つと、一斉にFWがスピードアップして駆け上がるショットガン攻撃風?ジェフ千葉風?の攻撃も見せてくれました。 ただ、単純な連携ミスやトラップミスが多かったのも事実で、GKの渡辺選手の大きな声しか聞こえてきませんでした。 三菱水島の選手は、おとなしくて、真面目な選手が多いのかもしれません。私の印象ですが・・・。司令塔になるような選手が、中盤にほしいですね。 今日の敗戦で、三菱水島FCは、とうとう最下位に転落。 しかし、昨シーズンから、監督も替わっていないし、大幅な選手補強もしていないんだから、そもそも、JFLの中位を目指すといった目標は、根拠のない単なる希望だったのかもしれない。普通にいけば、14位が妥当なところなんだから。 「頑張る」といった精神論では超えられない、現実の実力の壁が眼前に立ちはだかっているのは事実です。しかし、声を出すとか、最後までボールを追いかけるとか、出来ることは「しっかりとやる」ってことは忘れないでほしいです。 流経大や佐川印刷戦では、何度やっても勝てそうな気がしなかったけれど、今日のゲームなら、次回対戦すれば、勝てるかもしれないといった希望を与えてくれるものでした。 暑い中、多くの選手は最後まで、よく走っていたと思います。後半のレッドカードは痛かったですね。 さて、J入りを目指す、ホリコシ、愛媛がともに破れ、6位、7位と低迷し、J2入りが厳しい状況となってきました。 となると、地域リーグからJFLに昇格できるのは4チームではなくて、2チームとなり、ファジアーノにとっても狭き門になります。 最も悲観的なシナリオでは、来シーズン、三菱水島FCがJFLから陥落して、再来年は、中国リーグでファジアーノと三菱水島が争い、J入りを目指すファジアーノが三菱の厚い壁にはじかれ続けると・・・。 私の願望的なシナリオでは、ファジアーノが今季JFL入りを決め、来シーズンのJFLは、三菱水島FCとファジアーノ岡山の2チームが在籍する。 そして、その2チームが、プロを目指す選手とアマチュアで仕事をしながらプレーを続ける選手のそれぞれの受け皿に収斂していくことです。 といっても、シーズンが、まだ1/3が終わったところで、見切りをつけて来シーズンを語るなんて、選手、スタッフ、ボランティアの方々に失礼ですね。 私たちサポ&ファンも、最小限の労力で、うまく勝ち馬に乗れるかなんて考えずに、愚直にスタジアムに足を運んで、しっかりと岡山のチームを応援するだけだと個人的には思っています。 いつか、「あのときは、全然、勝てなかったねぇ~。」って笑って話せる日が来ますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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