騰落レシオ 88.94%
日経平均 16,642.25 -575.68急激な円高、止まらない米安、世界同時株安、外人大幅売り越しを受け、東京株式市場も今年最大の下げを記録した。引け間際には、-685円の16,532円まで下落した場面も。値上がり銘柄数27銘柄に対し、値下がりは1,694、売買代金は概算で3兆9428億円、売買高は30億2609万株であった。強かった鉄も6%を越す大幅下落、造船、車、金融、不動産等も安く、全業種指数はマイナスとなった。東証一部では丸栄、タクマ(6013)、東海ゴム工業(5191)、日本ビクター(6792)などが逆行高。新興市場はさらにひどい。S安続出で、マザーズ、ヘラクレスともに、指数算出開始以来最低値更新となった。円キャリーリスクは少し前から言われていたが、こんな形でストレートに現れるとは驚きだ。為替の変動が大きすぎて取引停止など、今まで聞いたこともない事態になっている。日経平均は2/26の高値から実にたった5日で1,768円幅(9.66%)の下落を見せた。為替に関しては、日銀は何をしているのか、していたのか。安いこと、高いこと自体は悪くはなく、急激に動くことが問題だ、と常々言っていた日銀。今回のような事こそ予見し対策を取っていたはずなのではないのか。ちなみに懸案のエネサーブは、S安に張り付くことなく寄りついたので、助かったが結局取れたはずの値幅分を損した事になる。円高が逆にプラスになるような電力等ディフェンシブ銘柄もこの下げの勢いでつられている。三月末までは買い下がる予定だがかなりびびる。今日(2/6)は瞬間的にでもリバウンド相場があるのか無いのか。中期的には今週金曜のSQ通過すれば裁定買い残も改善されて反発のきっかけになるのではないだろうかと楽観している。ポジションに余裕があると精神的にも楽で良いものだ。