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カテゴリ:本
重松清の本、その5。
題名からして想像つくと思うが、病と死のお話。 何冊か彼の本があったが、その中から迷わずこれを選んだ。 最近よく生と死について考えさせられることがある。 答えなんてあるわけないと思っているが、他人がどう考えているのかが知りたくなる。 で、この本。 病に冒され死に直面した人のストーリーが短編で幾つも語られる。 死というテーマを爽やかに描いた作品。時折ホロリとさせられるところがある。 その誰もが生への執着を見せてあがこうとはせず、淡々と受け入れようと努力している。また、し残したことを果たそうと行動している。そして残されたものへの思いやり。 僕も死に直面したらどうするんだろう。必死に旨いもの食べたり、豪遊したり、見ておきたいものを見に行ったりするのかな。 で、重松清の答えは登場人物の言葉に表されているのかなと思う。 「考えることが答えなんだとわたしは思ってます。死んでいくひとにとっても、あとにのこされるひとにとっても。」 うーん、ここはちょっと違うかなーって気がするというか、まだ共感する境地には立っていないなあ。 しかし、タイムマシンストーリーだけかと思ったら、重いテーマも巧く書いている。さすがだなあ。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.19 08:13:26
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