東京五輪のボランティアの件等々
決して、コロナの一件だけではないはず。思えば最初からケチが付けられ捲っていたよね。呪われてたと言ってもいいかな。「エンブレムの盗作疑惑」、「ザハの国立競技場デザイン問題」等々、どこがきっかけというわけではなく最初からボタンを掛け違ったままここまで来ちゃったという事だろう。「震災復興五輪」も「コンパクト五輪」も嘘っぱちだったし・・・特に、コンパクト五輪を成功させたら今後、新興国が立候補の手を上げやすくなる可能性が高かったのに寄りによって3兆円もかかっちゃうと開催国は限定され、バンコク五輪とかマニラ五輪とかバリ五輪とかも永遠に開催されないという事になってしまったと思うのさ。罪深い事をしてしまったものだよ。あのプレゼンテーションは何だったんだろう。「お・も・て・な・し」すらも外国人入国規制で空虚になってしまった。さて、2019年、僕はボランティアに志願した。2度の研修を受講したものの、結果、落選。尤も、稼働希望日も少なかったのでしゃあないななんて思ってたら、2021年2月の森発言後、数日して、「すいません、やっぱり合格で」とか「辞退者続出の為繰り上げで合格」みたいな言葉もなく、しれっと役割と会場のお知らせメールが届いたわけです。役割は「ドーピングコントロール」といって、選手(自転車競技男子が対象)のドーピング検査の為に採取した尿の管理。ええ!?これ、かなり責任重大じゃない!?ボランティアと言ったら「交通整理」とか「場内案内」なんかを想像してたからそんな仕事もあるんだと驚いた次第。しかし、僕らしいって言えば僕らしい。とは言え、めっきり減っちまった仕事量によって余裕もなくなったのも事実。それでも、もし、万が一、開催されるのであればやろうと決めました。ここ数カ月の各セクションの首長たちの「問題先送り」、「その場しのぎ対応」は目に余るんだけど、その皺寄せのひとつがオリンピックに関わる末端のスタッフに対しても思いっきり来ていて、「やるんか、やらんのか」状態の中で業務に従事している方が、僕の辞退によってまた人探しをやるってのも、映像のモノつくりを生業にしている僕にとってその大変さは想像するに難しくないわけで、ま、そんな理由で引き受けました。バッハ来日がオリンピック中止のXデーと踏んでましたがそれもまた先送り。この推移、表から中から確(しか)と見届けようと思っています。