ロンドン日常編（旧ドイツいろいろ編）

書くべきか、書かないべきか・・・悩みましたが、やっぱり書きます。さかのぼって先週の日曜日のマッサージから・・・予約の時間より早く到着したため、マッサージへ行く前に店頭で買い物をしたときのこと。

友人から頼まれたハーブティーや、妊婦のお友達のために出産前に飲むお茶などを買って、いざマッサージルームへ行こうとしたところ、私の買い物を担当した店員さんから、階下には待合室がないため店頭で待つようにと告げられました。

そこで商品を眺めならが、予約の時間まで時間をつぶしていたところ、そのお店にいた日本人の店員さんが、私が待っているのを疑問に思ったようで、私のことを担当した店員さんに「あの人（私のこと）は何してるの？なんでまだいるの？」と英語で聞いていました。

しかし、その声は普通に私にも聞こえる大きさ・・・私が英語がわからないと思ったのか、聞こえてもかまわないと思ったのかはわかりませんが、もし疑問に思ったなら直接私に聞くか、せめて私に聞こえないところでするのが常識じゃないでしょうか？

別に買い物が終わってもまだお店にいたって不思議はないのに・・・ちょっと不愉快でした。もしこれが日本だったら、そんなことをお客さんに聞こえる声で言うような店員さんはあまりいないと思います。

とはいえ、この時点ではまだブログに書くほどのことでもないと思っていました。しかし今日、紅茶の名門店で起きた出来事は、外国で日本人から受けられるサービスについて疑問を持たざるを得ないものでした。

というのも、お会計のときにドイツの銀行のデビットカード機能付きのカードで支払いをしようとしたところ・・・お会計を担当した日本人の店員さんに「このカードは使えません」と言われたのですが、先日もこのカードで、同じ店の同じ会計所で支払いをしたばかり・・・

先日も、このカードで支払いができましたよ、と告げると「いいえ、ヨーロッパの銀行のカードは使えません」の一点張り・・・そんなわけはないと思い、「一応カードを通してみて下さい」と頼んでも「私はここに１０年働いているけれど、このカードが使えたことはありません」と、自分が正しいと主張し意地でもカードを受け付けてくれないのです。

こちらもさすがに頭にきたので「じゃ、なんでこの間は使えたのです？」と聞き返すと「テンポラリースタッフが間違えたんじゃないんですか？」だって・・・テンポラリースタッフが間違えたとしても、カードは使えて銀行からもお金が引き落とされてるってことは、使えてるってことですよね・・・カードを機械に通してもらえれば使えることが証明されるのに、それをしてくれないどころか「自分は正しい、あんたが間違っている」という態度なのです・・・

以前に使えたことを伝えてカードを一応通してくださいと頼んでも、信じてくれずにまったく取り合ってもらえず、あまりにもショックだったため、カードが使えるかどうかどこで聞いたらいいかと聞くと「私たちのポリシーは一緒です。誰に聞いても同じです」と、鼻で笑われました。仕方なしに、苦情を言いたいのでどこへ行けばいいかと聞くと、カスタマーサービスへ行ってくれと言われたので商品を購入せずにカスタマーサービスへ行くことに・・・

さてカスタマーサービスへ行って事の顛末を説明すると、上役らしき女性が出てきて、私のカードを見て「これはドイツのカード？」と聞いてきたので、そうですと告げると「このカードは使えますよ」と言うではないですか！！！

そして、彼女が私と一緒に売り場へ来てくれてお会計をしてくれたのですが、カードは問題なく使え支払いが無事に終わりました。この時点でかなり頭にきていたのですが商品が購入できたので良しとしようと思い帰ろうとしたところ、カスタマーサービスの女性が「先ほど担当した人は誰ですか？」と聞いてきました。やはりきちんと伝えるべきだと思い「あの日本人の店員さんです」と告げたところ、すぐにその店員さんに「話があるので上に来るように」と言ってくれました。

ここで私はお店を後にしたので、その後どのようになったのかはわかりませんが、もし彼女が私のいうことを信じて一度でもカードを機械に通してくれていたら、結果は違ったと思います。

さて、このようにＬ市ではいろいろなお店で日本人の店員さんを見かけます。が、周りの人の話を聞いても「日本人の店員さんは日本と比べたら信じられないほど対応が悪い」と言います。一部には日本人のお客さんの態度が悪いからそうなったんじゃないかと言う人もいますが、もしそのように日本人のお客さんを相手にするお仕事が嫌なのであれば、仕事を変わるべきではないでしょうか？

私は、外国でも日本と同じようなサービスが受けられると思っているわけではありませんし、これが日本人の店員さんではなかったとしても同じように不愉快に思いますし、同じように苦情を言ったと思います。

しかし、日本人の店員さんの日本人、特に観光客に対するあからさまな見下した態度が気になるのです。なぜそのような態度になるのか。明らかに日本人だとわかる店員さんが、日本人のお客さん相手に英語で通したり・・・どうしてそういうことをするのか本当に疑問なのです・・・

ヨーロッパは日本と比べるとサービスはあまり良いとはいえません。それなのになぜ日本のいいサービスを取り入れようとせず、現地のサービスと同じような対応をするのでしょうか？サービス過剰になれとは、もちろん言いませんが、もう少し同胞同士、異国でお互いが気持ちよく過ごせるようにしたいものですねぇ・・・