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カテゴリ:散策
いつもとちょっと道をかえて・・・・東福寺近く、筆供養の正覚庵の前を通りますとこんな喫茶店が目に入りました。 昔からの家に興味が有る身としましては、コーヒーもさることながら『家』を覗きたくなって一人でしたが入りました。 毎年筆供養に言ってるのに気付か無かったので尋ねて見ると昨年のオープンとか。(そう言えば去年は毎年行く筆供養パスだったようでした) 幸いに客は私ひとりで・・・和室にしますか? 洋間にしますか? と両方を案内され迷わずこの和室に座ることにしました。 他に客がいなかったのでこれ幸いと店主の方といろいろ語り合う事が出来たのですが、 この家は平井楳仙と言う日本画家だったお爺さんが大正期に建てられた家と言うことで、なるほどなるほどと納得の造りでした。 床の間の掛け軸もお爺さんのものとのことでした。 窓越しの庭は・・・ お手製の『ししおどし』まであり見飽きることのない素晴らしい庭でした。 ししおどしの作り方から始まり、庭の手入れ、古い家の維持・管理の苦労話をしている中でこんなもの『キヌカ』を教えて貰いました。 天井や柱のつや出しと表面保護剤で天然ものでホームセンターで売っているとか。 店の名前は上の名刺の通り『竹情荘』です。関心がある方はnetで検索して頂くとお爺さん、お祖母さんのことも含め詳しく載っています。 それから、玄関入って直ぐのこの洋間ですが、このドアと壁の表面仕上げにびっくりでした。 この仕上げは昔の家で細い棒状の飾り物では見かけることがありますが、こんな『広い面』の仕上げは相当の『腕』がないと・・・・と頼んだ施主と加工した大工の腕に敬意を表したい代物でした。さすが昔の職人さんは違います。 因みにこの加工は『ちょんな』という曲がった斧のような道具で削るように加工します。 まだまだ気さくな店主に聞きたいこと、見たいこと、知りたいこともあり、また是非行きたい喫茶店でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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