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カテゴリ:国際問題
北方四島返還に向けた交渉もロシア・プーチン大統領ペースか !
ロシア・プーチン大統領は、日ロ首脳会談における姿勢は、「北方四島共同開発」後に 「日ロ平和友好条約締結」を思考している。一方、日本側は、「日ロ平和友好条約締結」 後に「北方四島共同開発」との構想を打ち出し、その後に北方四島の歯舞・色丹島の二島 を日本に返還との姿勢。 最近、米ロ関係が貿易問題や国連関連(トルコ問題やシリア、エジプト、北朝鮮問題)で ぎくしゃくしている状況打破のためにも米国と同盟関係にある日本を取り込む事で糸口と するために、北方四島問題を題材に日ロ首脳会談を積極的に取り組んだのがロシアの真意。 ロシア外交の絶妙な外交手腕は、「北方四島共同経済開発を日本の資力と技術により、 北方四島開発を推進し、仕上がってから「日ロ平和友好条約」を締結と言う人参をチラ つかせながらの展開にある。 つまり、ロシア側は、日ロ平和友好条約を始めに締結すると北方四島共同経済開発が 「日本側ペースに持ち込まれてしまう」との見解を内心抱いている。さらに、その プロジェクトが完成まじかにロシアは、日本に喧嘩を売り、北方四島も平和条約締結も 総て無しとする方針を打ち出せば、北方四島の開発に投下された日本側資本は、結局 取られっぱなしになる。 ところが、過日、ロシア大統領プーチン氏が「何の条件も付けずに日ロ平和条約締結 をしよう」と安倍総理に提案したと言う。日本側外務当局も狼狽を隠せない。 この人参を日本に先に食べさせて、北方四島共同開発を実施すると言う日本側の構想 にロシアが一歩歩み寄った形である。 一方、中国も高額関税問題から米中貿易戦争が激化する中で、やはり日本を取り込む 事で、米中関係改善を意図している。その為に日中首脳会談に向けた動きを活発化 させてきているのも事実である。 米国大統領トランプ氏が米国経済のため「自国最優先政策」を打ち出した事により、 ロシアも中国も米国との関係改善を意図しながら日本の取り込みに掛かっている事を 日本側外交当局と官邸・総理大臣は、認識していなければならない。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.21 04:05:48
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