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BOSSの備忘録。

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2006年09月24日
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「吉田拓郎&かぐや姫 Concert in つま恋2006」(これが正式なタイトルらしい)に行った。
写真はチケット代わりのリストバンド。
D1とあるのは座席エリアのこと。

もちろん、31年前にも行った。
あの時は一人だった。周りにも拓郎さんのファンはいたが、そこまでして、という人はいなかった。
今回は二人だ。妻がいる。妻はまだ26歳だ。31年前のことを知るよしもない。私と結婚したのが運の尽きだ。別に運は尽きてないけど。

妻は私の命により、一週間前から拓郎さんとかぐや姫の曲を練習をさせられている。
具体的にはiPodで曲を懸命に覚えている。
私の思惑とは別に彼女はかぐや姫のファンになってしまった。何てこった。

朝の4時半に起きる。
6時12分に地元の駅を出発。
東京駅6時56分発の新幹線こだまに乗る。既にそれらしい、つまり、つま恋に行く人を何人かみかける。
8時39分、掛川着。
駅からシャトルバスに乗り、つま恋のコンサート会場の自分たちの席に着くまで約2時間掛かった。
既に11時に近い。
1時間掛けてグッズを購入。
もう12時だ。
ビールを買うのに40分掛かった。
で、12時40分だ。
買って戻ってきたと同時にコンサートはスタートした。

コンサートの模様はテレビでもやったし、あらゆるメディアで紹介されるであろうから特には書かない。
気が付いたことと言えば、ミュージシャンのみんながうまくなっていたことだ。
正やんなんか抜群にギターが上手くなっている。
31年前に比べれば音も良くなっているし、大型スクリーン(正式には何ていうんだろ?)も絵がキレイだ。まあ、31年前にはあんなものなかったもんね。

私の席の周りは当たり前だがおじさんとおばさんばかりだ。
でも、きっと、私と同じように精神的にはみんなまだまだ若いのだと思う。
だって、好きなアーチストのためにこんなところにまで来てしまうのだから。

拓郎さんの言うとおり、私も昔を振り返るのはあまり好きではない。
が、たまには、良いと思う。
そのたまにが、今日だったのだ。

前日に稽古場で話したのだが、私が拓郎さんのファンになったのは高校2年、今から35年前、1971年のことだ。
以来、35年間、私は拓郎さんのファンだ。
節目節目のコンサートには必ず参加している。
で、今、そんなアーチストがいるだろうか?
35年間もファンでいられるアーチストのことだ。
それを考えるとやはり拓郎さんは凄い。

この日の私は完全にファンモードである。
妻は半ば呆れ、半ば諦めている。
完全に私は暴走している。
妻がいっしょに歌えるようにと歌詞カードを持って行った。
イントロがかかる度に歌詞カードを開いてやる。
妻も結構楽しそうだ。
かぐや姫の時に休んでいる私を恨めしそうに見ている。
そう、ファンには拓郎ファンとかぐや姫ファンがいて、拓郎さんの時にはかぐや姫ファンが、かぐや姫の時には拓郎さんのファンが休むのだ。
もちろん、両方のファンの人もいるにはいるが、大抵、どっちかだ。
私の周りのかぐや姫ファンが拓郎さんの時にヤキソバを食べていたときには正直腹が立った。
で、私もかぐや姫の時にカレーを食ってやった。何て大人げない。

コンサートの途中、拓郎さんが唄っているときだったが、電車の時間があったので席を立った。
妻は帰らなくともいいよ、と言ったが、既に帰りの新幹線のチケットも買ってあった。
後ろ髪を引かれるとはこういう時のことを言うのだな、と実感した。
21時40分の新幹線に乗った。
駅から花火が見えた。拓郎さんが「落陽」を歌い終わったのだ。

家に着いた時は既に24時を回っていた。
早速、録画してあった後半の様子を観た。
ああ、さっきまで、ここにいたんだよなあ、と思いながら。

見終わったら4時を過ぎていた。
既に起きてから24時間過ぎている。
妻はソファで寝込んでしまった。

新幹線の中で妻が言っていた。
「もう一回今日が繰り返せたらいいね」
うれしかった。
自分が楽しんだことより、妻が楽しんでくれたことの方がうれしかった。

私は拓郎さんやかぐや姫に近い仕事をしている。
私や妻が味わうことのできた喜びを私たちの芝居を観に来てくださった人達にも味わっていただけたらと心底思った。

心のどこかで、拓郎さんが歌い続けている姿を見続けてきたからこそ、自分も芝居を続けて来られた気がしている。

ありがとう、吉田拓郎&かぐや姫。
また、会う日まで。





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最終更新日  2006年09月25日 02時09分16秒
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