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BOSSの備忘録。

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2011年11月05日
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「結構、目から鱗を落としながら、読んでます」

私的には、ストーリーテリングをストーリーとテリングに分けて考える、という考え方に共感を覚えます。

こう考えるとあらゆる作品が分析しやすくなります。

例えば、私は、「ホンは面白いんだけど、演出がねぇ」なんて云い方を結構します。
でも、私の弟子達はこの区別が明確につかないらしく、ホンの話をしている時に演出の話をしたり、演技の話をしたりします。
つまり、ホンと演出と演技のパートの区別がついていないわけです。

例えば、よく「面白かった」と云いますが、「何が、面白かったのでしょう?」
ホンでしょうか? 演出でしょうか? 演技でしょうか? はたまた別の表現方法の何かでしょうか?

私は、ストーリーは「ホン」。
テリングは、その表現方法、演出サイドのすべての要素だと考えています。
例えば、キャスティング、演技、美術、音楽、衣裳、照明、音響効果、映画だったら、さらに、特撮等々。

こう考えると分かりやすいかもしれません。
例えば、シェイクスピアの「ハムレット」。
演出は蜷川さんと野田さん。
ストーリーは変わりませんが、テリングはかなり変わるであろうことが想像できます。

普通、私たちが直接目にするのは、このテリングの部分なので、どうしてもそちらの印象が強くなります。
なので、評価の殆どもこのテリングの部分でなされているような気がします。
つまり、まあ、あまりホンは評価されていないわけです。
と、云うか、評価しづらいのかもしれません。
何しろ、テリングの向こう側に隠れていますからね。
極端な話をしますと、ホンなんてないって思ってる人もいますから。
某田舎のおばちゃんなんかセリフは役者が自分で考えて云ってるって思ってる人もいますからね、この21世紀に。

ちなみに、日本では、製作者サイドのせいか観客サイドのせいか分かりませんが、テリングの方がホンより圧倒的に重視されているような気がします。
実は、それが、日本映画の面白くない(もちろん、全てではありませんが……)原因なのですが。
何しろ、タイトルロールに脚本家の名前の出てこない映画作品がまだありますからね、日本では。

ハリウッドではこの辺のことにかなり前から気が付いているらしく、結構、ホンを重要視しています。
まあ、これも、全ての作品ではありませんが……。

この両方を重要視しているのが、我らが黒澤明監督です。
黒澤作品は先ず、ホンが面白い。
で、監督の演出(テリング)が凝っている。
故に黒澤作品はその殆どが面白いわけです。
で、黒澤作品であまり面白くないと思える作品はおそらくてストーリーが面白くないはずです。
そんな作品でもテリングはそれなりにキチンと凝っているはずです。

で、多分、ストーリーに関してはもうその原型が殆ど出尽くしているので、今後はテリングを凝るしかないんでしょう。
例えば、「スター・ウォーズ」の3D化なんてのはその代表でしょうね。

話がずいぶんと逸れましたが、それでも、ホンをもっともっと面白くする方法はある、と書かれたのがこの本だと思います。

ストーリーに関心がある方はその表現ジャンルに関係なく一読することをお勧めします。

みんなで、日本のエンタテインメントをもっともっと面白くしましょうッ!!







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最終更新日  2011年11月05日 13時07分30秒
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