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小さなkitchen-Garden

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2013/10/20
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こんばんは

旧長浜駅:この建物は、明治15年3月に北陸線の始発駅として建てられた最初の長浜駅が、現在の長浜駅の近くに保存されています。

 【旧長浜駅舎】

 

PA110118.JPG

 

旧長浜駅舎は、日本で現存する最古の駅舎"初代長浜駅舎"です。英国人技師が設計した洋風2階建てで、文明開化を象徴する近代遺産で、1階は駅事務所と待合室、2階は敦賀線の管理を扱った鉄道事務部門がありました。
1階、2階ともに暖炉が設けられ、回り階段、彫刻入りの欄干など鹿鳴館調の建築様式で、まちの人々を驚かせた西洋館だったことでしょう。
長浜鉄道文化館には北陸本線に関する鉄道資料や鉄道模型を、北陸線電化記念館にはD51形蒸気機関車とED70形交流電気機関車を展示しています。

【船板べい】

PA110120.JPG

今は「明治ステーション通り」の一角に過ぎないのだけど、その名もズバリ船板塀といって、琵琶湖を通行していた船の船板を壁に使った蔵が並ぶ通りがありました。


そこを抜けると"北国街道"に入ります。

【北国街道】

いまでも昔の風情が残されていますね。

PA110121.JPG

少し歩くと"黒壁スクエア"という、現在の長浜の観光の中心地にやってきました。

【安藤家屋敷】

 

PA110122.JPG

安藤家の母屋には当時篆刻家だった魯山人が書いた(彫った?)という看板が展示されていました。
安藤家が当時は呉服屋さんだった事から、大きな「呉服」と書いた看板は秀逸でした。
呉が亀を表し服が鶴を表すというその文字の意匠に魯山人の才能が出ているということでした。
魯山人が離れの小蘭亭の柱に年輪の模様を描いたのを見て、当時子供だった現当主の安藤権一氏は「変な人が落書きしている」とお祖母様に言ったということです(笑)

 

黒壁スクエアの中心にあるのが"黒壁ガラス館"です。

【黒壁ガラス館】

PA110123.JPG

北国街道と、長浜城から東に延びる大手門通り(美濃谷汲街道)との交差点は、江戸時代に高札が立ち、現在でも「札の辻」と呼ばれています。古くから長浜の中心だったこの辻に、明治33年(1900)第百三十銀行長浜支店(6年後に明治銀行となる)が建てられ、壁が黒塗りだったことから「黒壁銀行」の愛称で親しまれていたそうです。
和洋折衷の重厚な建物は、その後さまざまな変遷を遂げ、平成元年(1989)、「黒壁一號館・黒壁ガラス館」としてオープンしました。

【黒壁スクエアの通り】

PA110125.JPG

解体されようとしていた黒漆喰の銀行の建物を使って始まった町おこしで、この辺り一帯の風致地区は数年前から有名な観光名所になっています。
普通町おこしと言うと行政が主体でそこにある景観を使って元からそこにある地場産業を振興するパターンが多いのですが、ここは市民が主体で運動が盛り上がり、またそれまでになかった"ガラス工芸"を地域振興に持ってきた事に特徴があります。
市民が主体というのも長浜らしいと思いますが、必ずしも過去に捕らわれないというのも長浜らしいのかもしれませんね。

花第百三十三国立銀行(だいひゅくさんじゅうさんこくりつぎんこう)は、滋賀銀行の前身となった明治期の銀行で、1879年(明治12年)、第六十四国立銀行から分離・独立する形で、資本金10万円で滋賀県彦根市銀座町に開業されたのが始まりです。設立時の頭取は彦根藩士族伊関寛治、取締役兼支配人には後に日本生命を創業する弘世助三郎でした。その後、株式会社百三十三銀行と改称。1933年(昭和8年)に近江八幡に本拠を置く八幡銀行と合併し、本店を大津に移すと同時に、滋賀銀行と改称し現在に至っています。

国立銀行があったということこそが、当時の長浜の繁栄ぶりと地域の重要性の表れということでしょう。

《続く》






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Last updated  2013/10/20 12:13:19 PM
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