テーマ:映画館で観た映画(8529)
カテゴリ:お薦め映画・テレビ
原作 門井慶喜(銀河鉄道の父)
監督 城島出 キャスト 賢治の父 役所広司 賢治 菅田将暉 トシ 森七菜 ストーリー 時代を超えて心を魅了する作品を作った宮沢賢治。 岩手県の花巻の質屋の長男として生まれ、父に愛されて育った賢治。 浄土真宗の父、寮生活した盛岡高等農林学校時代に法華経に魅せられてしまう賢治。 跡継ぎに適さない長男(宗教の違い、体の弱さ、お人好し)の創作の才能を愛おしむ父。 生前は評価されなかった宮沢賢治の童話や詩、 家族が賢治の才能を信じてバックアップしたお陰で「宮沢賢治作品」は今でも愛され続ける。 役所広司が長男の誕生を喜ぶ若い時から、賢治とぶつかり合う中年、 賢治の死を看取る老いた父親までの年の重ね方の演技が素晴らしくて、初めて彼のファンになりました。 賢治役の菅田将暉も名演技でした。彼が映画やテレビで活躍する理由に納得です。 映画を見てシャックリでるほど久しぶりに大いに泣きました。 いつもは誘ってくれる友人と2人か3人で映画を見るのですが、 今日は仲の良い5人全員で観て、5人全員が感動して涙しました。 最近の映画は感動よりも重い後味しか残らない映画が多く、 そういう映画が評論家が評価し、賞を取る。 映画は感動と見た後の後味の良さがなによりも大切と思う人にお薦め映画。 とはいえ Nさんは「賢治はやはり変わった人ね。あの法華経への狂信ブリ異常だもの」 Oさん「家族が宮沢賢治作品を世に出したのね」 Mさん「家族愛に感動したわ」 賢治への評価はそれぞれです。 宗教を持たない私にとってお題目&お念仏のようなものは「雨ニモマケズ」の詩です。 孫たちが小さい時、仕事で遅くなる親に変わって寝かしつける時には、 部屋を暗くして「銀河鉄道」「注文の多い料理屋」を自分でかってにアレンジして話してあげたものです。 今、孫たちは自分で宮沢賢治全集を読んでいます。 「前話してくれた注文の多い料理屋さんはちょっと違うよ」 アミニズムの宮沢賢治の詩や童話は、100年経っても古くはなりません。 私、娘、孫たちの三世代に読まれています。 賢治の生前は評価されなかった「宮沢賢治の詩や童話」を 賢治の家族が世に送り出した「宮沢賢治全集」 時代を超えて愛される作品を創作した賢治、そして世に送り出した家族。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.05.12 19:57:17
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