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老父のつぶやき

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2008年04月28日
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カテゴリ:自閉症と共に

パソコンバンクの貯金口座を今日閉じる。平成9年、明石市に住む障害児の親と、兵庫教育大学の先生と、たった3人で立ち上げた小さな組織で、要らなくなったパソコンを譲ってもらい、障害児者のためにチューンし、再配布する活動をやっていた。当時はまだ20-30万円もする高額商品で、これをただでもらって配布すると言う無謀なプロジェクトだったが、マックエキスポなどでチラシを配布するなど首都圏や北海道でも活動が始まった。企業がHPを見て入れ替えのときに支援してくれた。大企業も少なくない。

パソコンは集中力の持続しにくい子にも素晴らしい強化子だった。多動に悩む親が1時間もおとなしくしていてくれる、と喜び、ソフトの選定さえ誤らなければ素晴らしい教材となった。私の次男もこれがきっかけで不十分ながらも言語や会話の獲得ができた。 

近所ならば直接面会に行き、必要な入力装置を取りそろえて持参した。本当に喜んでもらっていた。 マウスの操作ができない子にはトラックボール、鉛筆が持てる子にはタブレットと言う風に。また、通信環境が整備されるに従い、インターネットの接続も希望されるようになった。「教えてくれる人がいない」と、徳島まで出かけたこともある。

パソコンがただでもらえる、と言うことで、とんでもない連絡も来る。「CADソフトを動くように」「オフィスを欲しい」おいおい、障害児対象にCADはないだろうよ、とお断りした。CADは設計用のソフトで百万円の単位もあるし、到底我々の目的にはそぐわない。

かくて、ハードもソフトもいじくれるエンジニアの端くれとなったわけだが、パソコンの低価格化は激しく、能力は何倍にもアップした。そして次第に要望も少なくなり、所期の目的は達したとして閉鎖となったわけだ。いろんな思い出がよみがえってくる。せめてものお礼に、と自家製のパンをいただいたこともある。

こんな小さなブログでお礼が届くかどうかは疑問だが、ご支援をいただいた皆様方、本当にありがとうございました。 厚くお礼を申し上げます。

http://www.ceser.hyogo-u.ac.jp/naritas/pcbank/ 






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最終更新日  2008年04月28日 10時32分32秒
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