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テーマ:ニュース(100070)
カテゴリ:飲み食いの話
中国で粉ミルクにメラミンが混入と言うか配合されて、乳児の腎臓結石で死者が出ている。日本でも過去に森永乳業が砒素の入ったミルクを販売し、大問題になったが、この場合はまだしも過失と言う部分であった。 ところが今度の中国の騒ぎは、故意にメラミンを配合している。蛋白をたくさん含んでいるように見せかけるためだ。悪質としか言いようがない。蛋白の測定は、食品の場合ケルダール法と言って濃硫酸とともに加熱して分解し、硫酸塩にしてしまう。たんぱく質には必ず窒素が含まれているので、これを指標に計算するのだ。メラミンは1分子中に6個も窒素を持っている。だからとても高たんぱくに見える。 しかし、例の「水だけで落とせる白いスポンジ」が実はメラミン。不溶化したら結石の核になる。これで今事故が起きている。昨年はペットフードにこれを加えて失敗し、今年は粉ミルクに入れる。酷い話だ。中国のレベルはそんなものかとあきれるしかない。戦後の脱脂粉乳の方がまだマシだったか。論語の「巧言令色少なし仁」は今や死語か。あり得ない高たんぱく。メタミドホス。そしてアフラトキシン。ミニマムアクセスの前提は「安全」のはずだ。 ついでに。国内で減反、米を輸入、と言うのはいったい誰がなんのために?太田の首を切ればこの根本的問題も触れられなくてすむ・・・と悪い奴は考えないか?
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