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テーマ:仕事しごとシゴト(23713)
カテゴリ:失職・再生の遍路
その位なんだよ、拾えばいいでしょ・・・ではない、電子顕微鏡用のは超がつくほど繊細なのである。よくある(めったにないが)のは、手を滑らせて尖った先が床に突き刺さり、曲がってしまう事故だが、これは最悪である。 200倍くらいの実体顕微鏡であれこれと修正(しかも2方向)して直すのだが、力の掛け方しだいで折ってしまいかねない。今日のはどうも支点の方から落ちたらしい。恐る恐る調べて見ると、何とこぶが2ヶ所できていた。なんでこんなことになったのか分からないが、こぶを削れば直りそうだ。道具は水ペーパー。1回擦っては顕微鏡で確認、指で触って見ると確かに変形しているのが分かるから、100ミクロンあるかないかだと思う。 擦っては見るのが重なってくると、だんだん汚れた水滴が溜まってくるのが見えてきた。30分ばかりかけて直し、無事銅箔が挟めるようになった。よかった!バックアップは用意してあるが、出来るだけ長持ちさせたい。ちなみに、落としたのは多分1年以上ぶりだ。先が合わないのが100ミクロンもあれば、たちまち作業に差し支える。猫の手を借りるどころではない。
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最終更新日
2011年06月14日 21時09分04秒
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