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テーマ:今日の出来事(292853)
カテゴリ:読書感想文
いわゆる理科系人間にとっては最も対極にあるのがこういう本ではないかと思うのだが、自閉君が買い集めている本の中に「100分で名著」というEテレのテキストがある。三木清の「人生論ノート」を拾い読みしてみると、結構興味深いものがあった。
「利己主義者には想像力がない」 アメリカ・ファースト」を掲げる御仁はパリ協定を脱退するという。この人は言うことは明快で分かりやすいが、「一手」は軽いと思う。記者会見よりもツイッターを重視しているように感じるが、話が感情的で「フェイク」と論点を変えて論理の応酬になるのを避けているように見える。端的に言えば「アメリカさえ、自分の支持者さえよけりゃあそれでいい」とも読める。 二酸化炭素の排出量世界2位という。温室効果ガスの蓄積が地球環境をおかしくしていることは仮にフェイクであってもそれなりの事象による説得力がある。それに対し、彼は感情的に「フェイクだ」と強弁するだけで、どうも「次に何が来るか、何をするべきか」を想像する力に欠けると思う。 異常気象は食物の収穫を直撃するだろう。「錆びついたベルト」の復興は公約だが、工業は食料確保の上での話だろうと思う。鉄のかたまりだけで人間は生きてはいけない。 短い文章だけの引用だが、少し読んでみようと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年06月07日 19時06分53秒
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