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テーマ:コーラス大好き♪(54)
カテゴリ:iphoneライフ
コーラスで倍音が聞こえると言うのはある意味非常に名誉なことと思っている。純正律の和音はえもいわれぬハーモニーを作り、実際にはないはずの音が聞こえてきたりする。まあこの魅力にとりつかれて40年以上の合唱歴になっているのだが、「いい声とは」と言う話題でちょっと話が盛り上がった。
「いい声とは倍音成分を多く含む声だ」という見解の人がいる。どんな音でも単一の周波数で振動していると言うことはほとんどなく、音叉でさえも2倍、3倍の周波数を弱いながらも含んでいる。仮に倍音成分が視覚的に見て取れたなら、発声練習も「この周波数成分を多くするには」と言うことでなかなか表現しにくい発声法を説明できるんじゃないかと考えた。 オーディオスペクトラムアナライザーというのは可聴周波分布分析機とでも訳せばいいだろうか。音をマイクで拾い、どの周波数の音がどのくらいの割合で出ているかを見せてくれる。本来百万円単位の装置だと思うが、今はアプリでも無料のものがある。精度は疑問だが、まあ目安ぐらいにはなるだろう。 そう考えてまずandroidのをダウンロードしたが、いつまでたっても終わらない。Wifi環境だから20Mbpsくらいは出る筈なのだが。あきらめてiOSのを試みるとすぐに使えるようになったが、無料の表示がしてあるのに実際は有料だと言う。起動するとゲームのコマーシャルが入り、それを消すと「もっといいのが欲しいか?」でNoを選択したらそこで止まってしまうと言う下品さ。別のを使って見ることにした。 まず音叉。440Hzの所、900Hz(実際は880Hzのはず)、さらに1320Hzのところにピークが示される。これが倍音成分だ。次に自分の声を同じ音で出すと、500Hzくらいのところが一番強く、それよりも低い側にもかなり強い成分がある。音叉のように特定のところにピークがある訳でなく、全体に分散している。連続的で、ピークの分離は出来なかった。だから倍音は出ているが、どのくらい出ているのかは分からなかった。減衰器を挟むとかの工夫がなければ直接的に倍音の観測は難しいようだ。 ついでながら「倍音歌手」と言うのが目に付いて、その演奏を聴いた。マイクを通しているので生の声は評価できないが、明らかにエコーがかかっている。こういうものを聞いてありがたがる人が不幸か、エコーを見抜いて声の加工を疑う私が不幸か、どっちもどっちかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年11月08日 19時14分31秒
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