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テーマ:障害児・者の兄弟、姉妹(266)
カテゴリ:自閉症と共に
自閉君の立場から言えば兄が数年前に結婚し、現在甥と姪が一人ずつ。妹がこの度結婚した。兄の妻、義姉は自閉の子のいる職場で働いていて、扱いには慣れていた。確かに親から見ても良い叱り方をしてくれている。彼女のご両親が私宅に挨拶に来られた時には自閉君も同席させた。こういう子がいますよ、と。
多分兄の事だから早くにカミングアウトしただろうと思う。遺伝とは全く関係がない事を小さい時から言い聞かせてきたし、「仮にそんな子が生まれたら、全力でサポートする」とも言った。孫はまだ小さいが、順調に成長している。 妹の場合。こいつは小さい時から何かと被害に遭っている。おやつをとられる、おもちゃを壊される、は日常茶飯事。「お前なんか死んじまえ!!」と何度も思っただろう。こっちはいずれ母になる立場。ご両親とはホテルで会食し、結納はなし。私宅においでいただいてもいないが、夫君とはやはり会ってもらった。「びっくりすんで〜」とあらかじめ言っていたそうだ。 障害児の兄弟をもじって「きょうだいじ」と言うらしい。精神的に普通の子には出会う事のない関門をいくつもくぐり抜けてきた。親が乗り越えてきた姿もみていたはず。「子供に障害があるかどうかは生まれて見なけりゃ分からない。事故で中途障害と言うのもあるし」 私の親くらいの年代には「血統が悪い」でおそらく結婚の大きな障害になった事だろう。両親はそんな子の祖父母になろうとは思っていなかったに違いない。上も下も一応家庭を持って独立した。時代が変わったのだろう。また障害と言う事のとらえ方も変わったに違いない。ありがたいと言うか、まともになったと言うか。 障害児は親を選んで生まれてくる、と言うことばは本当かも知れないと最近は感じている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年11月12日 22時22分01秒
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