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テーマ:ジャム作り。(7)
カテゴリ:飲み食いの話
ユズの収穫期になってきた。あまりまじめに摘果をしないので、5cm程にしかならないが、毎年沢山なってくれる。ご存知の通り酸味が強く、甘さなぞかけらもない。搾って、醤油と混ぜてポン酢を作り、鍋の時に使うとか、皮を吸い口に使うくらいが長らくの使い方だった。搾ったらもちろん多量の種が残り、使い道もないので捨てていた。
孫を連れて帰ってきた長男が、ユズのジャムを作りたいと言う。ペクチンは白い筋だし、皮にも含まれるから、砂糖と煮ればできるはずだ。ジャムはラズベリーでも毎年作っているが、とにかく煮込むのに時間がかかるので、もっぱら電子レンジを使っているが、これがなかなかゲル状にならない。ペクチンを買ってきて入れればいいのに、女房はこれを拒む。 息子は「煮る時に種も入れるといいそうだ」という。確かにユズの種子の周りはぬるぬるしていて、ペクチンであろう事は容易に想像できる。15分も煮ると、明らかにとろりとしてきた。種はお茶を入れる時の袋に入れて取り出した。そのまま冷えてきたら立派なジャムになっているではないか。砂糖もあまり入れていないようだ。これは種の効果か? たまたま煮詰めて、冷凍していただけのラズベリーのペーストがあったので、これにユズの種子を入れて煮て見た。やはり15分ほどの事でジャムらしくなっている。ペクチンのゲルができたのだ。これはいい。種を取っておいて、ペクチンの供給源とし、レモン果汁の代わりに柚子の汁を使えばいい。 また、近所のイチゴ園からも売れなくなったものをいただくので、これにも使えるだろう。シーズンの終わりには必ずうどん粉病が出るので、その時に「取りにおいでよ」と声をかけてくれる。 来年の収穫期にやって見ようと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年11月25日 21時20分04秒
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