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テーマ:コーラス(2700)
カテゴリ:コーラス
アマチュアコーラスにとって、歌を覚えるのは一つの関門である。混声四部の場合、女声、男声とも2つに分かれる。4つの声部のうち、旋律を歌えるのは多くの場合1つであり、残りはハーモニーをつける役に回る。知っている歌であるほど、初めて聴く音を歌わされるわけだ。
で、学生時代はある程度叩き込まれる部分はあるもののなんとか自分で歌えるようになるが、一般合唱団はそうはいかない。練度の差が大きく、初見で歌える人もいれば何度もピアノを聞かされて、隣で歌ってもらってやっと覚えたと思ったら、次の週にはすっかり忘れている・・これが歳を重ねるとひどくなる。 このレベルの人を引き上げないといつまで経ってもコーラスにならない。そのために自分の歌うパートの音を耳から覚えてもらうことになるが、楽譜ソフトを使ってつくるのは実際大変な作業だ。音符を一つ一つ書いていくのだから、楽譜を丸写しするのに手書きよりも厄介だ。そこでもっと横着ができないかということになる。 kawaiが提供している「スコアメーカー」というのが有名で、かなり正確にスキャナで読み取ってくれるが、サブスク商法で結構高いものにつき、少人数アマチュアでの導入は正直しんどいものがある。何かないかと探していたら、スマホ対応の「楽譜スキャナ」というのが見つかった。スマホのカメラで撮影したのをスキャンする。 ところが、フラットベッドのスキャナと違い、楽譜を開いたまま撮影すると楽譜がとじてあるところで盛り上がるため、五線は曲がってしまう。これをどう読むかと心配だったが、少し楽譜を小さめに撮ればなかなかの精度で読み取ってくれた。タイやスラーは少し曖昧、休符もちょっと甘いところはあるが、無料で使えるものとしてはかなり優秀だと思った。このデータをXMLと言う形式でパソコンに読み込めば八割以上の確率で譜面に入力できた。 スマホのデータだけでも音が出せるが、パートごとの音にするにはやはり楽譜ソフトが必要だ。しかしこれは使えそう。明るい話題と言える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年06月11日 21時18分21秒
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