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カテゴリ:ほんわか介護、認知症とつきあう
病気はなるべく早く正確に診断された方がいいと思います。
例えば早く診断を受けて適切な治療を受けるとよい病気が、インフルエンザです。インフルエンザは、軽い風邪かな・・と思っても熱のでないうちに病院で検査をうけると30分ぐらいで診断されます。 かなり有名になったタミフルというカプセルを服用しますと熱も38度ぐらいですみ、身体も楽です。 最近は熱が出てからでも効くと言われています。インフルエンザかも・・と思ったら検査キットのある医院にお出かけ下さい。殆どの医院で用意しています。 診断を受けるのが怖い病気のトップは以前は癌でした。 癌を告知するか、どうかが、論争になる程でした。それは癌は死に至る病と思われていたからです。 しかし、最近は本人が記者会見で自分の病気を発表して手術におもむく時代となりました。 さて、今、怖いのはアルツハイマー認知症の診断だと思います。 長谷川式スケールなどの問診と、CT、MRIなどの脳検査で診断できます。 この長谷川式ですが、私も実は自信がありません。ですから長谷川式だけでは診断できません。必ず写真を撮ってください。 物忘れがひどい、仕事に支障が出る。家事が出来ない日がある。など、など・・。 変だと自覚したそのとき、診察をうけにいくのは勇気がいります。 私自身について考えても、おかしいな・・と思ったとき診察にいけるかどうか自信がありません。これは何かの間違いだと思い、ごまかそうとするでしょう。 これが認知症の始まりです。ごまかしにごまかしを重ねる・・。そしてほころびがどんどん広がっていく・・。 ああ、怖い・・。 私について言えば、責任のある仕事をしていないので、迷惑をかけるのは多分家族だけです。私の家族、お世話になります。もしそうなったら介護してね・・。 責任のある仕事をしている人は、怖がらずに診断を受けましょう。物忘れのすべてが認知症とはかぎりません。ストレスや薬など、認知症に似た症状が出ることはいくらでもあります。 原因のある物忘れは治ります。 責任ある仕事をしている有名人でアルツハイマー症を告知された人はレーガン元大統領でしょう。きっと大統領執務中から症状が出始めていたかもしれません。思えば怖いことです。 若年性の認知症と診断されたらどうしたらいいでしょう。 若いだけに、様々な知識があります。自分がいずれどうなっていくのかを判っています。初期の頃は、本当にその診断が正しいのかと疑ったり、悩んだりするでしょう。 今は映画や小説でこの病気がクローズアップされています。 しかし、それは他の人のこと、と思っています。 若年性のアルツハイマーという病気は昔からあったのでしょうか。 もしかすると、今で言う統合失調症と診断されていたかもしれません。 薬漬けになり、早く病気が進んでいたかもしれないと思うと怖いですね。 もし認知症と診断されたらどうしましょう。 本当に初期の状態なら今の自分はほとんど残っています。 今のうちに、思い出す限りのことを書き留めましょう。 自分史を作りましょう。文章は苦手という方は、年表に自分の出来事、様々な過去のイベントを書き込んでみましょう。 1日の予定を自分なりに、もしくは家族と相談してスケジュール表を作り、できるだけその通りに行動してみましょう。出来たことや出来なかった事に色分けして印を付け、明日は出来るようにやってみましょう。 今日から日記を書きましょう。 自分に教えておきたいこと、忘れたくないことを書いて壁に貼りましょう。 何か趣味をもってみましょう。 とにかく脳を動かしましょう。脳の栄養になる良質なアミノ酸とビタミン、ミネラルをたっぷり含んだ食事をとりましょう。できれば自分で調べて工夫をしましょう。 もう会えなくなる人に会いに行ってみましょう。 と、ここまで思いつくままに書いてみました。 必ず、アルツハイマーの薬はできます。それまで進行をくい止めて、未来に希望をもって、1日、1日を過ごしていくのが一番と私は考えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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