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カテゴリ:ケアマネ物語
私が仕事で関わった病院、医院、お医者さんは数しれません。
その中でこの病院は○という所は数少ない・・。が聞かれれば紹介できるところもあります。 ◎となると、ほとんど・・。ない。 利用者が急変したとき、家族から電話がかかってきます(ヘルパーのときもあります)。 「お父さんが大変・・。どうしよう」 「まず、救急車を呼んでください」 なかなか救急車を呼ぶという判断をご家族はなさらない。人様に迷惑をかけてはいけないという考え方があるからです。 ときに救急車を病院にいくタクシー代わりに利用するかたがいます。救急車で来て、診察が終わると帰りは歩いて帰ったりします。 こうした方が多くなり、救急車も民間が参入し、タクシー料金をとろうという考え方が浮上しています。 お金がもったいないからと我慢してしまいそうです。 私が救急車を呼ぶようにといいますのは、急変したとき、自家用車やタクシーで病院に乗り付けると一般外来として、順番に呼ばれるようになります。 救急車ですと救急外来から入り、優先的に診察してもらえます。 命に関わる病気の時は優先的に診察していただいたほうがよいものです。 救急車でどこの病院に運んだらよいか・・。 かかりつけの病院があればそこがいいのですが、救急病院の指定を取っていないといけません。時に夜間などは絶対受け付けていただけません。 ある利用者の方は半身不随で認知症もあり、10~15分に1回は痰の吸引も欠かせません。 熱がなかなか下がらなかったのですが、往診してくれるかかりつけ医師はたいしたことはないと言っていました。 しかし夜間にあまり苦しそうなので、ご家族が救急車を呼びました。 入院経験のある病院は大病院なのですが救急指定ではありません。いちおう連絡しましたが断られました。 なぜか近くではどこも受け付けてくれず、自宅から遠く離れた病院に入院しました。 その病院が・・・×・・の病院でした。 翌朝、家族からその旨の連絡があり、入院した病院を聞いて絶句しました。たまたま私が知っていた病院で、そこは壁も破れていて、薄暗く、えええ~と言うような病院でした。対応もあまり良くなく・・。ただ医師の腕が悪いと言うことではありません。 診断は肺炎ということでした。肺炎だろうとは家族も私も感じていましたが、往診の先生は大丈夫ということで、多分早めにどこかの病院に入院できれば良かったのかもしれません。ですが状態の悪い患者を気持ちよく受け入れてくれる病院が少ない。 結局この病院で亡くなられました。病院が×だったからではなく、多分そこが寿命であったと思われます。 これは病院経営に問題があるからでしょうか。医療の保険点数の改訂が問題あるとしたら、今生きている人を見殺しにする制度となっているなら国の制度が悪いからと言わざるを得ません。 医療が荒廃しているような気がします。 介護保険が荒廃しないように・・、障害者支援費が荒廃しないように・・。 全ての保険の仕組みは国民も地方自治体も各事業者も使用しやすく、理解しやすく格差のある人達にも充分に手配できるようにしてほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.06 11:20:04
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