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カテゴリ:ほんわか介護、認知症とつきあう
また、介護疲れの殺人が起きました。
認知症妻殺害:「看病に疲れ」73歳夫自首 京都 23日午前4時5分ごろ、京都市南区吉祥院車道町にある京都府警南署吉祥院交番から、同区吉祥院這登東町、無職、茶屋猛容疑者(73)が「認知症の妻と病弱の娘の看病に疲れ、妻の首をタオルで絞めた。息をしていない。自首します」と110番通報した。交番は夜間無人で、駆けつけた同署員が茶屋容疑者の身柄を確保。アパートで妻の無職、英子さん(70)が倒れており、殺人未遂の疑いで緊急逮捕した。英子さんは病院搬送後、間もなく死亡。同署は容疑を殺人に切り替えて捜査している。 調べでは、英子さんは首にタオルを巻かれていた。茶屋容疑者は、英子さんと無職の長女(42)の3人暮らし。英子さんは今年夏ごろから寝たきりで、茶屋容疑者が介護していたという。 近所の女性(72)は「奥さんは心臓が悪いと聞いていた。奥さんが車椅子に乗り、ご主人が押して病院に行く姿をよく見かけたが」と驚いていた。【矢倉健次、椋田佳代】 毎日新聞 2006年10月23日 22時37分 政府の方々はなぜこの様なことが多発するのか、背景とかを、ぶんせきしないのでしょうか。 自殺者が年間3万人を越えています。昨年から少しづつ政府でも腰を上げ始めましたが、最近あまり聞こえてきません。 好景気が5年間続いて、戦後最高と言われていますが、実感出来ている人は少ないはずです。 財布の中身は薄くなるばかりです。 毎日税金の請求書や督促状がたまるばかり・・ 好景気なのに自殺者が増えるって絶対変なのに、政府はいっこう気にしません。 そして家族同士の殺し合いの事件が続きます。 先年、バトルロワイヤルという小説が発表され、世間を震撼させました。友達同士で殺し合う内容です。相手を殺さないと生き残れないという究極の選択ですが、私たちは今バトルロワイヤル状態ではないですか。 家族は最小単位の社会です。しかし社会という性格と自分自身という性格を兼ね備えています。家族は自分の一部であり自分が生きるためには相手の死もやむなし・・という部分がひっそりと隠れている団体といえます。 そのような選択を私たちは60年前に終わった戦争中に経験しています。 家族を兵隊に送るのでさえ、家族が生き残る選択だったはず・・。 認知症になった家族、介護が大変になった家族、そして自分自身も年老いて、これ以上やっていけない。経済的にも追いつめられている。 そうしたとき、自分が死ぬか、いや自分が死ねば残された被介護者が哀れである。 これは相手を殺す殺人と自分が死ぬ自殺です。 この選択をさせる、今の世の中・・、絶対おかしい・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.24 11:52:55
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