|
カテゴリ:ケアマネ物語
1の、虐待問題は、きづかれないようです。なかなか外からはわかりません。気づいたとき、露見したときはもう危険な状態になっているかもしれません。
私はお母さんの首を絞めたくなる・・!! と叫んだ人は周囲にSOSを出しています。 このSOSは見過ごすことはできません。 秋田で母親が息子を虐待で殺してしまった事件がありました。これも本人が虐待しそうになる、虐待しているとSOSを出していました。なぜずっと後追いで彼女を見張っていなかったのでしょう。 SOSを出す人は本当はしたくないと思っているのです。 隠れている虐待を見つけるには どうしたらよいでしょうか。 隠れている虐待は虐待している人が隠している。されている人が加害者をかばっている。 加害者が虐待していると気づいていない。 たとえば、ご飯を食べるとこぼす。だれでもこぼすでしょう。と大きく構えられる人と、いつも汚く食べる!! と我慢ならない人がいるでしょう。 綺麗に食べないなら、今日はご飯抜き、とか、箸を持っている手を厳しく叩くとか、は虐待ですが、やっている人は躾けとか、物の道理とか思うのでしょう。 認知症の母親にきちんと暮らすように厳しく言う。ご飯は決められた時間に食べる。 洗濯はボタンを押すところがかいてあるのだから、自分で押す。お風呂に毎日はいる。シャンプーのあとに必ずリンスをする。 厳しい1日のスケジュールが壁に貼ってあったりします。 認知症ですから、その張り紙が読めても自分への指示とは判らない。読めても行動はできない。昨日はお風呂に入ったし・・、実は何週間も前にはいっていても、毎日昨日入ったと思っているものです。 厳しくいっても意味のないことがわからない。これは加害者側の心の病気かもしれません。 もともと自分お考えを押しつけるタイプとか、自分に自信がないから、弱い物に権力を誇示するとか・・。 そうした性格的な物もあるかもしれません。 なかなか外目には見えてこない事が多く、虐待する人が虐待ときづいていないことなどがあります。 この場合の虐待は困難事例になります。サービスを提供している事業者、いわゆる担当者会議を開き、みんなで状態の変化を注意してみている。 ケアマネは虐待をしている人に相手を傷つけないよう、プライドを大切にして言葉を選び話す必要があります。 そして判ってもらえないときは自分を外されても良いからとはっきり虐待だと言ったほうがよいでしょう。このときは苦情になることも考えられるので、始めに行政に相談し、その時のためにきちんと経緯を記録しておく必要があります。 何月何日何時何分、誰が誰に何をいったか、何をしたか・・ときちんと記録しておきましょう。できればその都度、承認の印を上司などに押してもらう必要もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ケアマネ物語] カテゴリの最新記事
|