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カテゴリ:ケアマネ物語
ケアマネをしていますと、介護度の軽い人ばかり受け持つという訳にはいきません。
これからの時代は要支援をうけるかどうか考える・・と言う時代ですから・・。 しかし。ケアマネが受ける困難事例は介護度が大きければ困難であるともかぎりません。 介護度は5です。胃瘻を設営して、寝たきりです。痰の吸引、体位交換も必要です。 このケアプランはとても簡単です。ベッドのレンタルのみです。 びっくりするほどのお金持ちなのか、24時間のヘルパーをつけているからです。ときどき胃瘻管理のために入院します。(入院の必要はあるのか?と思いましたが、ヘルパーの休息および家族の休息、および病院の経営のために必要でしょう) 24時間、介護専門のかたは、夜中ぐっすり寝ることもできないでしょう。それだけ気持ちを込めてお世話をしてくれていても、問題はあります。 そのような恵まれた状態でも家族にはそれなりの不満があります。 仕事に慣れたヘルパーですがどうもキーパーソンの奥様と気があっていないようです。やってやる、という感じが見えているからかもしれません。 専門職でもありません。病院から紹介された付き添いのかたです。ヘルパー資格もない人です。本職を頼んだらどのくらいかかるかと聞かれました。月に100万以上かかるでしょう。とお答えしました。今は40万円ぐらいらしい・・。安すぎと思うか、びっくりするかはわかりませんが、お給料をもらって働いている方はおわかりになると思います。24時間365日ですと、延べで4~5人、人材が必要だと思われます。 家族には負担ですが、ケアマネにとってはレンタルのみのプランでラッキーというような例です。 ですからご家族にとっての困難事例ということですか。 ケアマネもこのような愚痴を聞かなくてはならず、これも程度の差こそ困難事例といえるでしょう。 困難な事例というと何があるでしょう 1. 重い認知症 2. 家族の虐待 3. 家族との意思疎通が難しい 私の考えでは3.の家族との意思疎通がうまくいかない例が一番困難だといえます。 認知症が重いときは家族としっかり意志を通じて、将来どのようにしていくのかをきっちり決めておけば、ゴールをめざして行けばいいのです。 施設入所なのか、家族が家庭で最後まで見るのか、ここがきっちりと判っていれば、問題は少ない物です。 家族の虐待・・困難事例ですが、これは行政、医師、介護職全てを巻き込み、施設入所を目指すのがベストでしょう。 どうしていいのかわからないのが家族との意思疎通の困難さです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.23 17:27:16
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