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カテゴリ:ケアマネ物語
家族との意思疎通・・むろん利用者本人との意思疎通も大事です。
本人に認知症が疑われるとき、医師の診断をうけてもらいたいと思います。 本人が受け入れる場合もありますが、口にするのも憚れる人もいます。怒り狂ってしまうのです。家族に訴えても家族はなかなか理解しません。 性格的な物だと思っているからです。 怒りっぽかった人は、より怒りっぽく・・。意地悪な人はより・・。 優しい人はどこまでも優しく・・。本当にそういう方々がいました。もともと出かけることの好きな人は徘徊気味です。 疑り深い人は物盗られ現象が起きます。たとえば私は財布の中身が少ないと家族の誰かが抜いたと思ってしまいます。口に出すことは少ないです。よく考えると自分で使っていたりするのですが・・。 これが認知症になると元々ないのに札束があって、それを盗られたと騒ぐかもしれません。 自分に自信のない人は被害妄想に陥りやすいでしょう。認知症でなくとも自分だけ悪い目に遭っていると思いがちの方は、そうなりやすい・・。 ですから本人も家族も性格的なものだ、年を取ったから少しひどいと思っています。しかし度が過ぎたり、お嫁さんがノイローゼになったりするようでしたら、検診をうけたほうがいいでしょう。 独居の方が困るのです。なんとか今は一人で暮らせます。認知症になっても日々の生活はなんとかこなせるものです。 家事万端できるので、離れた家族はまさかと思っています。しかし、介護保険で多少のお手伝いをと思いヘルパーを入れても、泣いて帰ってくるありさま・・。業者を変えても、担当ケアマネを変えても、駄目、結局相性ではないということです。 この人は自分でも辛いと思っていました。すこしづつ出来ていたことが出来なくなっています。判っていたことが判らない。なぜか怒り出してしまう。それがいけないと判っていながら、怒ってしまう。 認知症ではなく他の病気かもしれません。しかし病院に行くことを拒否します。認定更新のための診察もなかなか出かけません。 困難事例と言えばこの方を思い出します。在支も困っていて、あの会社は嫌と苦情を言ってくることは数知れず、もう頼める所はありません。在支援ではなぜか受け持たない・・。 また、明日に続きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.27 18:00:30
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