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2006年09月19日
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カテゴリ:ひとりごと
サロンに取材が入ることになり、今日はその打ち合わせでした。

隔月で出版されているアロマセラピーとカウンセリング・自然療法の専門誌「セラピスト」という雑誌の取材です。

サロンメニューに加えたい自然療法という特集で、オーラソーマとアロマセラピーの相乗効果についてのインタビューと撮影の依頼でお話をうかがって企画内容の確認をしました。

編集の方といろいろお話をしていて、アロマセラピストになったきっかけや、アロマセラピー以外のメニューを導入した理由などを聞かれて思い出してみたのですが、勉強していた頃はその場で一生懸命なだけで、先のことを考えていないことがよくわかりました。


私は長い間フラワーアーティストとして、生花装飾の仕事をしてきました。

花嫁さんのブケーの作成、ブライダルやレストランなどの装飾をするアーティスト活動と、花の教室の講師の仕事です。

花を創造する仕事はとても充実していて、この頃はまさかセラピストになるなんて夢にも思っていませんでした。


主人と結婚してまもなく母が体調を崩し、一緒に病院に検査に行ったのですがその時はガンなどの異常は見られないと診断されました。

しかしその後も体調が回復しないことからもう1度検査に行ったところ、いきなり娘の私が呼び出されがんセンターへの紹介状を渡されました。

3日に1度のがんセンターへの検査通院。そして、緊急入院。

入院して母の具合が悪くなり、個室に移ることになると病室に生花の持ち込みが禁止されました。

外から菌を病室に持ち込むことは危険なので、造花か写真にしてくださいと看護師さんから言われました。

確かにおっしゃることはわかるのですが、花がどれだけこころに働きかけてヒーリングの力を持っているのかわかりながら、それが出来ない淋しさ・・・

そして、病人はもちろんですが、看病する側のストレス状態はピークに達していました。

入院してから約2ヶ月で、もう1度家に帰ることなく母は他界。

この時、効果が無いとわかっていながらただ苦しみを与えるだけの抗がん剤を無理に投与する病院や医師、病気しかみない西洋医学への信頼が一気に薄れました。


この後しばらくして知った「アロマセラピー」という自然療法。

当たり前ですが12年前にはこの言葉を知っている人は皆無に等しく、エッセンシャルオイルはどこで手に入れたらいいのだろう?ベースオイルって植物性のサラダ油でいいの?と、わからないことだらけの世界でした。

その後、本やセミナーなどでアロマを学んでいく内に、エッセンシャルオイルは抗菌作用もあるし病室で使用することも可能なのではないか?病人も看る人にも効果的なのではないかと思い始めました。

この時に私が考えていたのは、ホスピスで花に携わる仕事をしていきたいといいうこと。

しかし、エッセンシャルオイルを実際に使用するには、解剖生理学を学んで肉体のことからしっかり学ぶことが必要だと思い、本格的に勉強を始めました。

目の前にあることをこなすことで精一杯でした。

英国ITECの資格を取ってからはアロマセラピストの仕事が忙しくなってしまい、今はフラワーアーティストよりもアロマセラピストとしての時間を過ごすことがとても多くなりました。

いつの間にかアロマセラピスト、そしてあっという間の8年間。

何がきっかけになるのかわからないですね・・・

今はアロマセラピストをとても楽しんでいますし、少ない時間ですがホスピスのお手伝いもさせていただいています。

ふと、こんなことを考えるきっかけを下さったことに感謝をして、来週の取材を楽しんでお受けしたいと思います。

一気に書いてしまいました。

好きなことを仕事にする。

最高に幸せなことだと思います。

そして、いつも支えて応援して下さるみなさまに感謝・・・

ありがとうございます。





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最終更新日  2006年09月20日 17時03分20秒
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