オロフレ山と来馬岳 5月17日(日)
ここ一週間、低温の日が続いていたので、「まだ壮瞥ルートに入れるだろう」と、思いながらオロフレに向かう。出合から沢斜面を見ると、なんとか大丈夫そうなので入山。1003ピーク近くになると笹薮帯が多くなってきたが、雪渓の切れていない部分を選び登る。低温続きと早朝のため、取り付きから全く埋まることなく、浅いキックステップで上がれる。頂上稜線の南西面はすっかり雪が消えており、ここだけ夏山シーズンを解禁できる・・?しかし、今歩いている羅漢岩稜線は残雪トラバース。羅漢岩稜線から1062コルまでは、夏道と残雪道が1:3の割合で交互に出てくる。小岩峰手前から。羊蹄山だけに陽が当たっていた。(大きくみえるからズームしたかな?)手前の樹木はこの辺りに何本か有る桜で、まだ固そうなつぼみ。反対側から見た頂上。遠くに駒が岳のシルエット。来馬岳の各ルンゼの雪が残っており登りたくなるが、取り付きまでの沢筋両岸に積雪が無いと、遡行になるため入れない。まだ時間が早いので来馬岳に。ゲレンデは当然ながら積雪は無し。ゲレンデ終了点の上から始まる登山道には残雪。6合目の馬の背から頂上まで残雪がビッシリ。一度も夏道に合流することなく雪渓登り。まったく埋まることなく登れる。8合目付近からステップも浅くなり、ピッケルが欲しくなった。(今日からストック使用)9合目近くで頂上から鐘の音が。先行者はいないので、どこから登ったのかな?登山道の無い南側の尾根に、単独者の足跡(往復)が残っていた。たぶん、あの人しか入らないだろうと想像。オロフレ山標高1000m前後の積雪量以上に、来馬岳の積雪量のほうが多い年になりました。壮瞥ルートは雪渓を遮断するブッシュが、来週には多くなると思われるため、今日で終了です。来週から夏道ルートに入るので、車道の積雪量の変化を見ながら歩くことになります。