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私:中国は南シナ海などでの強硬姿勢で米国や周辺国との摩擦を高めているが、実は中国国内では、こうした中国外交はまだまだ「弱腰」だとの声が強いのだという。 この点について、「中国外交の顔」を長く担い、穏健路線を主張している外交学院元院長の呉建民氏に、朝日新聞記者は中国がなぜ強硬に傾くのかを聞いている。
A氏:呉氏は中国人が強硬なのは、我々は過去、国力が衰退した時期に、元々自分たちのものだった場所を、ほかの国に占拠されてしまったとの思いがある。 自らの権利を主張するにしても、あまりにも急ぎ過ぎているという見方はあるかもしれないが、そうした見方があることを庶民に説明するのは簡単ではない。
私:中国外務省は国内では弱腰批判されているが、外交は「妥協の芸術」なのだということを多くの人が理解していないという。「妥協」という言葉を言えば、「売国奴呼ばわり」される。呉氏もネット上で「弱腰だ」との批判を受けており、呉氏のような声は決して多くない。
A氏:呉氏は中国政府を批判しているわけでは決してなく、常に中国政府の言動の正当性を主張し、日本の安倍政権を批判し、ベトナムの対応を非難しているが、それだけでは飽き足らなく感じている中国人は少なくないようだ。
私:我々日本人から見ると、中国の対外姿勢はどんどん強硬さを増している。しかし、中国メディアの報道に日々接する中国人の多くは、むしろ中国はもっと強く出るべきだと考える。彼らの目には、呉氏は中国外務省の「弱腰」を象徴する存在に映るのだという。 ネット上の意見だけではく、軍関係者の強硬な発言はもちろん、外交の専門家たちの間でも、「国内の主流派の認識は、中国の外交は弱く、譲歩をしすぎだ、というものだ」との声が強いという。 国内と国外の双方から批判を受ける外交姿勢は、不安定にならざるをえないが、中国政府は今、自らに対する国際社会の目を国民に正確に伝える必要に迫られていると記者は最後にコメントしているね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.07.19 08:28:47
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