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カテゴリ:ボドゲ部レポート
この日はoさんがいない4人開催、しかもi君は遅れて参加ということで…
('12/12/31 最後に写真とリンクを追加しました。) 【カルカソンヌ:3人、30分ほど】 ![]() 独尼で購入 まずはhさん、tさんと僕の3人でカルカソンヌ! シンプルなルールなのに悩みどころもあり、出来上がってゆく盤面も美しいというボドゲ入門にはもってこいのゲーム。 公妃カルカスが、長年の攻城戦を耐え、敵を追っ払った際に鐘(ソナー)を鳴らしたという故事が街の名前の語源だとか。この日の少し前に、TVの「不思議発見!」でたまたま特集されてた知識を惜しげも無く披露。みんなの反応はつれなく「ふーん」でした……大丈夫、わたしはげんきです。 そんな経緯があったためゲームは容赦無くインスト勝ちしましたが、それでもhさん、tさん二人ともかなり気に入ってくれました。 いままでやった物を含めて考えてもコレがベストかも!との事。 なるほど受けがいいですねー。 僕が最初にうちの姐さんとやった時も、確かに姐さんの食いつきはよかったなぁ。 その数日後、義理兄加えて実施した3人戦では、途中から姐さんをうま〜く誘導して、いかに自分だけ得をする配置に持っていくかという、姐さんを挟んだ義兄との濃密な人心操作のぶつかり合いと化したため(そして負けた)、なんか3人戦は油断のならない物というイメージがあったのですが、この日はそんなにサツバツする事なく、楽しくゲームする事が出来ました。 と、ここでi君が登場。 今日は皆さん時間がないようで、というか前回僕が終電までひっぱったせいもあり、(ホントすんません)今回は次のゲームでお開きと決定。 では、という事で、前々からやってみたかったコレ! 【ボトルインプ:4人、15分✖4回で60分ほど】 ![]() テンデイズゲームズで購入。多分。 噂通り素晴らしいゲーム!シビれる! このゲーム、「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」を書いたスティーヴンスンの短編「びんの小鬼」がベースになっています。 小鬼が入ったビンを買った人は、小鬼に何でも願いを叶えてもらえるが、ビンを持ち続けたまま死んでしまうと地獄に落とされてしまう。ビンを手放すには買った時よりも安い値段で他人に売りつけないといけないが…というお話。 ゲームもこのテーマに沿ったルールになっています。 ルールは基本的にはマストフォローのトリックテイキング。 おお。 マストフォローのトリックテイキングですよ! ついにこのブログでもこの単語が。一回言ってみたかったんですよ。それっぽいですね。マストフォローのトリックテイキング。うふ。 要するに、みんなで順番に1枚ずつカードを出していき、一番大きい数字だった人が場に出ている全てのカード(=トリック)を獲得する(=テイク)という仕組みを「トリックテイキング」といい、さらに、「最初のプレイヤーが出したカードの色と同じ色を可能な限り出さなくてはならない」という「マストフォロー」のルールが加わったものを「マストフォローのトリックテイキング」と表現するんですねー。 で、よくよく振り返ってみると、僕自身、結構トリテ歴があった事に思い当たりました。 大学の頃、学生食堂の一角を所属していたクラブの仲間で常におさえ、休み時間や授業の空きの時間、というか授業すっぽかして「ナポレオン」やってました。必ず誰かが居たので、5人そろわない時は「ハーツ」、5人いれば必ず「ナポレオン」。ナポレオン面白かったなぁ。一人で副官も兼ねながら勝利するとか最高でした。 「ハーツ」といえば、スティーヴン・キングの「アトランティスのこころ」に学生がハーツで人生踏み外していくくだりがあって、似たような雰囲気で妙に親近感が湧くシーンでしたw 話を戻して、ボトルインプです。 1〜37の数字が書かれてあるカード1枚ずつで構成されています。超シンプル。 それぞれが赤、青、黄どれかに色分けされています。 ![]() 19のカードはボトルの初期価格なのでボトルカードの下に、数字が見える様にちょっとずらして置き、残りの36枚のカードはプレイヤーに配り切ります。 各プレイヤーはまず「最後にボトルを持っていた人のマイナス点」となるカードを1枚選び、ボトルカードの下に入れます。次に両隣りのプレイヤーに不要なカードを1枚ずつ渡します。 ゲームの進行はマストフォローですが、出たカードがすべてボトルの価格より高かった場合は、最も数字の高いプレイヤー(色は無視)がこのトリックを取り、カードをすべて獲得します。 ボトルの価格よりも低いカードが出た場合、低いカードのうちもっとも瓶の価格に近いカードを出したプレイヤーがトリックを取り、取ったトリックのカードの中から自分の出したカードにボトルカードを置いて新たな価格とします。 ここで、プレイイメージが湧きやすいように、ポッカすぐるさんがブログで使われている画期的な手法で例示します。 例)リードプレイヤーのゲイリー・オールドマンが上を向いてクスリを噛み砕きながら青の34を出しました。次のスティーヴ・ブシェミは青のカードがないので、赤の37を出します。いきなり青がないなんて、面白いのは顔だけじゃないですね。次のモーガン・フリーマンがメトロノームを揺らしながら青の20、最後のショーン・コネリーが「ザ・ロック!」と叫びながら青の30を出しました。 この場合、出されたカードは全てボトルの価格19よりも大きいため、最大の37を出したブシェミがトリックを獲得します。 例2)スティーヴ・ブシェミが顔に似合わず赤の36を出しました。ゲイリー・オールドマンは赤のカードがあったため、スーツに空いた穴を気にしながら赤の29を出します。次のモーガン・フリーマンは赤を持っていないため、メトロノームを向こうにブン投げながら黄色の15を出しました。最後のショーン・コネリーも赤がないため、「ザ・ロック!」と叫びながら黄色の2を出しました。 この場合、ボトルの価格19よりも小さい15と2が場に出ているため、より19に近い15を出したモーガン・フリーマンがトリックを獲得します。そしてボトルの価格は15に変更され、モーガン・フリーマンの所に置かれます。新しい持ち主に買い取られた訳ですね。 ショーン・コネリーはさすがです。2という低いカードを15に追いかけて出す事で、見事処分する事が出来ました。 ……と、まぁ、この様にゲームは進んでいきます。 ……書いてみたかっただけなんです。 単純に考えるとボトルを取らずにゲームを終える事ができれば失点をせずに済むのですが、積極的にトリックを取りに行こうとすると、どうしてもボトルを引き取らないと点が伸びません。 この日の1ゲーム目はルールに慣れるのを優先、という感じでしたが、2ゲーム目からは最初にカードをボトルに仕込む所からみんな無言で長考w ゲーム始める前から脳みそ沸き立ちます。ほんとシビれますねw 結果はこんな感じで ![]() 4ゲームやって、勝ったのはi君。僕とi君の50点という得点は、ボトルを引き取りつつ最後に他人に押し付けた時の点数です。あえてボトルを取りに行った方が点は伸びます。ちょっと間違えるとマイナス点ですが。そのスリルがたまりません! あと、このエロカップル ![]() 数字が「1」ということは、このカードの次はなく、必ず地獄行きとなるカードなのに、二人の一番幸せそうな絵にしてあるところがなんとも切ないですねぇ・・・作者の「リア充爆発しろ」という心の声が聞こえます。 この日は2つしかゲーム出来ませんでしたが、ボトルインプのおかげでピリっと締まりました。トリテ、楽しい…! そうそう、ZーMAN版にはボトルのコマがないため、我が国に昔から伝わる魔法のボトルで代用しました。 ![]() どこかのブログでボトルインプに使ってるのを見かけて購入(これ)。本来はタバコの火消しだそうです。 乗せるとこんな感じ。ちょっとかわいい。 ![]() 次回はいよいよあの名作の登場です。それではまた! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.09.08 10:45:28
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