中日新聞へ意見
17日付けくらしの欄(20面)の「子どものうつ病」の記事について「薬でコントロールできる病気であり・・・」とありますが、厚生労働省から2006年に、抗うつ薬の服用により自殺傾向の危険性が2倍になるとの発表があったのをご存知のはずですが、薬の服用を勧めるとは、いったいどうゆう事なんでしょう?今年9月にも、向精神薬の依存症が2年前の2倍に増えたとの国立精神・神経センターの発表があったばかりです。そして、精神科薬は依存性においては麻薬と同等なのをご存知ないんでしょうか?気分が沈んだり、人に言えない悩みを抱えるのは珍しいことではないはずです。子どもに「どうしたの?気分がすぐれないの?」と聞けば、益々そんな気分になるでしょう。一番良く効く薬は、何も聞かずユーモアたっぷりに笑わせてくれて、あったかい食事とを作ってくれる、お母さんの大きな愛情だと思います。私は「死にたい」と言う子どもを精神科につれていき、精神科薬を服用させ、もっとひどい状態、一歩も外に出られない状態にさせてしまいました。今は、薬も止め元気に社会でお世話になっていますが、その経験から、精神科薬の氾濫に歯止めをかけなければいけないと思っています。まだ精神形成のされていない子どもに、精神科薬を服用させることで、どれだけ多くの未来がつぶされているか記者さんにも、もっと勉強してもらいたいと思います。もっと慎重な記事を望みます。