中晩柑へマシン油を散布する
普通はみかんの収穫が終えた12月末ころにマシン油乳剤を散布しています。
アブラムシやカイガラムシなどの越冬害虫を駆除するためです。
ところが、中晩柑はその頃はまだ果実をつけているため、散布ができません。
中晩柑とは、ハッサク、伊予柑、清見、甘夏、日向夏などです。
すべての果実の収穫が終わった今、
又気候もあたたかくなり虫たちも動きだそうとしている今、
この時期にまとめて散布するようにしています。
4月18日にアタックオイル(マシン油乳剤)を散布しました。
(4月18日)
ハッサクです。
葉がテカテカとひかっています。
散布により葉の表面がコートされたためです。
同じく甘夏です。
(4月18日)
4月初めに収穫を終えたばかりです。
やれやれ、これで一安心。
これでアブラムシやカイガラムシの発生は、だいたい抑えることができるはずです。
みかんの手入れをはじめ出した当初は、草刈りだけでヘトヘト状態で、
薬剤散布などはまったく知らなかったのですが、
葉や果実に黒いススがついたようなスス病の個所があちこちに出てしまいました。
味には問題ないのですが、外観を損ねて他人前には出せなくなってしまいました。
それがアブラムシやカイガラムシに原因していることを知ってからは、
毎年欠かさずに、一度は基幹防除の一つとしてマシン油乳剤を散布しています。
おかげで、その後はほとんどスス病の発生はしていません。