前進座公演「赤ひげ」を見てきました
11月15日、国立劇場で前進座の「赤ひげ」を見てきました。
舞台の様子は、カメラなどは使えませんから、紹介することは出来ませんが。
先般、八王子地域の後援会で、水上旅行会がありましたが、
その宴会に前進座の若手俳優の方たちが来てくれて、
「赤ひげ」公演のPRを兼ねながら、実際にタテの技を見せてくれました。
この方も、今回の出演者でした。
当方にとっては、10年近く前に「赤ひげ」は一度見ているんですが、
それは新入職員へのプレゼントで、文京シビックセンターでの公演でした。
今回の「赤ひげ」は、同じ前進座でも国立劇場で見るのは初めてでした。
これが会場の国立劇場・小劇場の入口です。
国立劇場というのは、内堀通りの半蔵門近く、最高裁判所の隣りにあります。
前の道が内堀通りで、以前にはよく通ったんですが、国立劇場に入るのは初めてです。
日ごろ芸術とは縁がないもので、たまにはこうした観劇をするのもよいものです。
幕間の休憩時間のロビーの様子です。
このゆったりした雰囲気は、気持ちが落ち着いちゃうんですね。
「赤ひげ」は山本周五郎原作で、江戸時代の小石川療養所を舞台としたもの。
そこの医師「赤ひげ」と青年医師、まわりの人たちとのやりとりを描いたもの。
当方は、このゆったり雰囲気の中で、前に見たはずとの気安さ感もあって、
ついつい上まぶたと下まぶたがくっつきがちになり、なんとかこらえました。
もちろんこの前進座公演は素晴らしいものなんですよ。
ただ、観劇というのは見る側のコンディションが大切です。
ゆったりすると、日ごろの疲れが出てくるようじゃぁ、ダメなんですね。
それと前に見ていたはずなのに、今回ほとんど耳新しいものとして観劇しました。
ということは、前回見た時も、同様に眠気と戦っていたんでしょうね。
細かく紹介出来ないのも、そうした事情なんですが、
「赤ひげ」公演そのものは、500回近く続くものだそうですが、
歴史あり、笑いと人情あり、たいへん良かったんですよ、
とうほうにとっては、至福のひと時でした。
帰りは午後4時でしたから、うす暗くなってきていたんですが、
バスは小石川の後楽園の脇をぬけて、安藤坂から春日通りを通ってきました。
その道一つ裏側には小石川植物園があり、そこに小石川療養所があったわけです。
芸術の秋ということで、職場旅行だったんですが、
江戸東京博物館で歌舞伎などの資料を見て、
近くの三州屋さんで「深川めし」を味わってから、
国立劇場で前進座の「赤ひげ」観劇会を見るといった、
日ごろにはない、なんとも優雅な、贅沢ないち日でした。