小田原の石垣山・一夜城を見てきました
この秋に多摩市の一行が小田原方面にやってきます。
この時期は、みかんと地魚、温泉を楽しめます。
10月1日に、その下見もあって、小田原の一夜城跡をみてきました。
実際に、ここまで回れるかどうかは分かりませんが。
ちょうどNHK「軍師官兵衛」では、次回は小田原攻めが主題の様です。
秀吉は天下統一の仕上げとして、1590年に北条氏の小田原城を攻めた。
その時に本陣としてつくった一夜城、その跡です。
建物は小田原攻めが終わったら、すぐに壊されたそうですが、
石垣をはじめ城の概観は今でもそのまま残っています。
一夜城全体の案内板です。
本格的な城づくりだったことがわかります。
本丸への登り道です。もちろん整備された道もありますが。
崩されたあとの状況は、おそらくこんなだったんでしょう。
大きな石がゴロゴロしてますが、登り道です。
ここを登ると二の丸跡に出ました。
かなりの敷地で、大きな城だったことが想像されます。
その隣、一段上になった高台が本丸の跡でした。
草むらには「マムシに注意」と注意書きがはられていました。
本丸からは、3キロ先だそうですが、確かに小田原城が見えました。
手前の木の上ですが、分かるでしょうか。
最近まで、茂った樹に隠れて見えなくなっていたそうですが、
それが肝心なので、最近整備した時に、樹木を切って見えるようにしたとのことです。
小田原城を 22万の軍勢が囲んだそうです。
これには、いくら評定したとしても降伏せざるを得ませんでした。
小田原城自体は、降伏して無血開城です。
その周辺では、八王子城もその一つですが、激しい合戦だったようです。
そこのへんは小田原城の中が現在資料館になっていて、
そこに詳しい解説がありましたが、ここにはパネルが一つあるだけでした。
夏草や兵どもの夢のあと
秀吉の天下統一には必ず登場する小田原攻めですが、
一夜城の跡は、ほとんどそのまま残されてます。
遠い歴史の現場ですが、独特の現実感を感じさせてくれます。