みかんの木を育てる-四季の変化

​官邸に統制されている報道機関​

気になる記事があって、再度引っ張りだしてみました。
「おかしいぞNHK報道」(「しんぶん赤旗」1月10日号)です。



NHKの「ニュース7」「ニュースウォッチ9」「おはよう日本」など、
私などもその日の動きを知るためにフォローしているかもしれないニュース番組ですが。

NHKの幹部が、番組の編集者に対して、その在り方、中身について、かなり細かく規制している事実が明らかにされてました。
森友問題では、「トップニュースで伝えるな」「トップでも仕方がないが3分以内にしろ」「安倍夫人の映像は使うな」などと。
これは憶測ではないんです、内部告発としての文章が寄せられたことから明らかにされた問題なんです。



昨年の3月29日に、参議院の総務委員会で日本共産党の山下芳生参議院議員が取り上げて、
NHK会長に問いただしています。
会長はペーパーで用意した公式の建前論をくりかえすだけでしたが。

NHKの国際放送では官邸から安倍総理の会見発言を長く報道しろとの干渉・指示もられていると。

公正で客観的な報道が求められているNHKの最近のニュースが、おかしいとの印象は、誰だも最近では感じていると思います。その内幕事情がここにあきらかにされていました。

安倍政治に「忖度」する報道機関は、国民の意識を統制しようとしています。
現状のすばらしさを演出して、批判的な見解を排除している。
沖縄でも、原発でも、消費税でも、
とくにこれから、天皇の代替わりの問題でも要注意なんですね。

総務委員会でのNHK会長の公式的建前論に終始していた姿勢からは、
まともなやり取りは行われなかった。
そのことは、ますます、その危険性をもつこと感じさせられました。

これは、この数年間に強まりつつある傾向であり、
今現在もはられている言論統制ですから、
あらゆる問題について、加えられていることですから、
そこをよく注意して、報道にならされない姿勢をつくることが大事だということです。