戦争へ道をとめるために
今年の1月から4月は、いっせい地方選挙が主題でした。
農夫は、繁茂しだす雑草との力比べでもあったし、あるんですが。
人の目が、それぞれの地方政治と自然の力との対抗に向くのは、当然だと思うんですが。
いっせい地方選挙は、全国各地で明暗のドラマがそれぞれ展開されたこととは思いますが。
問題なのは、その間の国の政治の動きですが、それがどうなっているかです。
今日は、その角度から、この間の国会の動向を追いかけてみました。
いやはや、この間の雑草繁茂を相手にしている、私などの認識からすると、
現実事態の展開というのは、それを実をリアルに追跡するというのは、容易なことではありません。
いとも「当然」と言わんばかりに、これまでは国のあり方として「当たり前」としてきたことを、根本的に180度ひっくり返すような問題が、国会では議員の多数のものを言わせて、いくつも立て続けに強行さつつあるんですね。
この動きを追いかけるのは、日々草刈り仕事に追われている私などにとっては、容易なことではないんですが。
注目したいくつかを紹介します。
一つは、外国人留学生ですが。私などの周りでも外国人の若者を見かけるんですが。日本に来て学ぶには、当然にも日本語を学ぶ必要があるわけですが、そのことが日本人のビジネスの手段に使われている。不当な儲けの手段、不当労働で働かされている問題です。それを追認する「日本語教育機関法案」が5月10日の衆議院文部科学委員会で可決されたことです。
共産党の宮本岳議員が、問題点について追及しましたが。
https://www.youtube.com/watch?v=4rFLINGtc-k
二つ、9日に衆議院を「入管難民法」が通過していますが。11日の参議院法務委員会で共産党の仁比聡平議員が問題点を追及しています。ようするに、難民の保護を定める国際的な人権・人道のルールをまったく踏まえずに、本国に強制送還できるようにしている。ただでさえ、強制的に収監した人を死亡させるような人道上の問題を発生させているのに。この法案において、問題になっている日本の国の難民に対する態度、人権感覚が、仁比議員によって具体的に追及されています。
https://www.youtube.com/watch?v=KQT4vIvD6w4
これ以上は、簡単にせざるを得ないんですが。
三、75歳以上の医療保険や国民健康保険料を引き上げる「健康保険法等改訂案」の問題です。
11日参議院の厚生労働委員会で倉林明子議員が、問題追及しています。
12日には参議院本会議で反対討論をしています。
https://www.youtube.com/watch?v=GrRiYn6rvi4
四、福島の原発事故の反省を転換して、原発推進に切り替える「原発推進等5法案」が、10日に参議院に回って、10日、共産党の岩淵友議員が、反省を投げ捨てての原発推進を批判しています。
一つ一つが、重大な問題ですね。
大本には、5年間で43兆円の軍備増強予算のつくろうとする「軍拡財源法案」が、衆議院の財務金融委員会にかけられている。大きな日本の岐路ですね。
国会では、自民・公明が、野党もとりこんで多数派をつくることで、軍事国家をつくろうとしています。
しかしそれは国民の平和民主のおもいとは、まってく乖離している戦争準備の路線ですね。
どうしたら、戦争準備の路線をきりかえれるのか、それが問われています。
この国会は、6月21日が会期末とのことですが、
くりかえしますが、かけられている一つ一つの法案が、これまでの日本のあり方を、まったく覆えしてしまう悪法です。
国の政治が、国民を無視して自分たちだけで勝手な暴走をしているわけですから。
私などとしては、この悪法の一つ一つの中身をよくつかんで、この道を転換させる国民の平和民主の共同を、自分たちの暮らしの周りからつくりださなければならないと思っています。
今は、農夫も、草刈り仕事に忙しい時なんだけれど、都市住人としては家に寝に帰るだけの、孤立しがちな生活者なんですが、しかし、今のこの国の政治の暴走にしっかり歯止めをかけるとの認識と、そのための力を、生活しているまわりからつくりださなければならないと思っています。