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2024年04月23日
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マルクス「ヘーゲル弁証法批判」16
 「自己意識が外化したものとしての世界」について

いよいよマルクスのヘーゲルの『精神現象学』「絶対知」の論点に対する批判にはいります。
ここからが問題ですが、ここで、道に迷わないよう歩いてきた道を確認します。


一、これまでの考察をまとめてみると、
ヘーゲル哲学の功績ですが、それは否定(することは、規定すること、うみだすこと)の弁証法をとらえたこと。それは、結果的な事実というのは、運動として、過程の成果としてある。しかしそれは、類的なもの(社会的な総労働)によっているわけで、個々の人には疎外された(疎遠なもの)としてある。自己も一員となってつくりだしているこの疎遠なもの全体をとりもどす。ヘーゲルは『精神現象学』の中でこうした思想(世界観)を打ち出した。

しかし、そうしたヘーゲルの弁証法の成果を確認した時、そこには一面性の誤りがふくまれている。それを分析してゆがみを正すことで、弁証法を正確な姿にたてなおす必要がある。この歴史的な宿題があるというのがマルクスの課題認識です。

その問題の中心的内容は、すでに、これまで学習してきたなかで提起されてます。




二、今、ここで問題にしていることですが

そうした結論をみちびき出しきた過程、すなわちマルクスが具体的に探究・検討した過程についてです。
その成果とゆがみは『精神現象学』の提起の中に、とくに「絶対知」章の表現に典型的にでているとのことです。

2つの点をとくに検討しています。
1、「自己意識の外在化が物というあり方を定立する」(第24文節 全集P499)
2、「対象の外在化と対象性を揚棄して、自分のうちにとりもどしている。すなわち他在のもとにおいて自身のもとにある」(第33文節  全集P502)

わたしなどは「なんじゃ、こりゃぁ???」ですが。

マルクスは、この二つのヘーゲルの見解について、とことん検討しています。
そのことから、ヘーゲルの「ゆがみ」を正せたようです。

まぁ、私などは、これからその検討をさぐろうとしているわけですが。

三、これまで学習の回をかさねてきて、わたしなどが感じることですが。

1、この「ヘーゲル弁証法批判」を検討にあたって、依然として達磨大師ですが、しかしポツポツとまわりある努力が見えてきています。
しかし、人というのは謎の言葉が提起されると、自己流にそれを「解釈」したり、中身について自己流に「考案」しようとしがちですね。わからないとは言えないし、自分は理解しているんだとの自尊心もかかわっているようですが。そんな様子を感じます。
まぁ、わたしなどは素人ですから、無知というのは当たり前で、すべては白紙の様なものですから、自分で理解できるところと、理解できないところを、なるべく確認するようにすることをもって、それで良しとしたいと思ってます。

2、こうした問題を探究するのは、日々の諸々は忙しくて、仲間もなく、疎遠になりがちだと感じることもなくはないんですが。
なにしろ、ヘーゲルは1831年に、マルクスは1883年に亡くなっていますから、今から150年から200年も以前の哲人たちの議論・探究です。日本では江戸時代末期から明治の日清戦争の頃でのことでして、とにかくむかしのことです。

また、今日の現行憲法のもとで、「平和」を建前としつつ軍備の大増強に突っ走る、国民が主権者のはずなのに歪んだ政治によりおしつぶされている。選挙じゃないけど、木が沈んで石が浮かぶような、日々に世知辛くも、無茶苦茶な事態に直面させられているわけで、なんとも歯がゆい事態わけですが。

しかしこの探究も、古今東西そのどこかで、こうした問題を正す力をつくることに、どこかでつながっていると思います。
わたしとしては、周りの世界に注意を払いつつも、ここをすすめるということです。

今回は、幕間の休憩でした。







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Last updated  2024年04月26日 12時47分03秒
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