|
テーマ:お勧めの本(7220)
カテゴリ:小説
人間はいつ、いかなる時でも強欲になり得る存在である。
幸福というものが 欲という極めて物質的なものにいつの間にかすり替わり、 己を雁字搦めに縛って絡め取られるのだ。 常に身の丈に合った生活を良とし、 自然とささやかな幸せを噛みしめられる人間でありたい。 そういうことを、感じさせられる作品に僕は出会った。 若い頃読んでも分からなかったかもしれない。 今、出会うべくして出会ったと考えていいだろう。 今回も妻の強い薦めで手に取ることとなった、 レイモンド・カーヴァー 村上春樹訳 『大聖堂』。 表題作ほか、『ささやかだけれど、役にたつこと』 『羽根』『コンパートメント』・・・ 十二の物語からなる珠玉の短篇集。
にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月13日 07時11分42秒
コメント(0) | コメントを書く
[小説] カテゴリの最新記事
|