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カテゴリ:小説
ようやく新しい本に取り掛かることが出来た。
今年の夏ぐらいか、S氏に薦められた一冊である。 『なめくじ長屋捕物さわぎ』シリーズの 『血みどろ砂絵』だ。 パズラー・ファンの読者の方はすぐピンとくるタイトルだ。 砂絵のセンセー率いるなめくじ長屋の面々による 快刀乱麻の活躍を描いた時代小説である。 面妖な、摩訶不思議な怪事件を理論的に解き明かす 推理小説本来の醍醐味である、謎解きを楽しむ作品なのだ。 登場人物のなめくじ長屋の住人は 江戸の最下層階級、常民の七分の一の身分しか与えられない 非人グループなのだが 彼らの活躍というのが兎に角見事である。 また作家、都筑道夫の江戸言葉も ドラマを引き立てる大きな要素となっている。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月27日 14時35分59秒
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