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テーマ:お勧めの本(7220)
カテゴリ:小説
先日紹介した、鳥羽亮の新作書き下ろしの
『残照の辻 ――剣客旗本奮闘記――』を 読み終え、改めて僕のヒーローについて考えてみた。 男の子は幼少の頃、誰しもヒーローに憧れ なれるものなら自分がなってみたかった。 当時テレビで一世を風靡していた ウルトラマンや仮面ライダー、 その後、新しいヒーローは 生まれては消え繰り返されている。 ヒーローは時代と共に変わり 今や僕にとって時代小説のなかに そのヒーローは存在している。 『鬼哭の剣』の小宮山流居合の野晒唐十郎や 池波正太郎の『仕掛人・藤枝梅安』の凄腕の殺し屋梅安や 藤沢周平の『用心棒日月抄』の訳あって脱藩し 江戸で浪人生活を送る青江又八郎・・・。 数え上げれば切りがない。 皆個性豊かな僕のヒーローだ。 水戸黄門のような勧善懲悪ではない アウトローなヒーロー。 マカロニ・ウェスタンでいうなら クリント・イーストウッドのような 世間に対して斜に構えた所がある 脛に傷持ち、自分は裏街道を歩くしかない的な。 しかし強きを挫き弱きを助ける心温かな そんなヒーローだ。
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最終更新日
2010年12月22日 07時14分52秒
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