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カテゴリ:小説
神の救いはあらわれない。
神は頑なに「沈黙」を守ったままである。 キリスト教徒にとって祈りは 神に届いているのか? 否、そもそも神は本当に存在するのか!? 一五八七年以来、日本の太守、秀吉が 従来の政策を変えて 基督教を迫害しはじめると、 まず長崎の西坂で二十六人の司祭と信徒たちが 焚刑に処せられ、各地であまたの切支丹が 家を追われ、拷問を受け、虐殺されはじめた。 徳川将軍もまたこの政策を踏襲して 一六一四年、すべての基督教聖職者を 海外に追放することにした。 ~ 遠藤周作 『沈黙』まえがきより抜粋 ~ 歴史的事実をもとに ポルトガル・イエズス会の司祭が 日本の長崎に於いて受けた 迫害、拷問、そしてその苦悩を描いた 遠藤周作の『沈黙』。 もともと手に取るきっかけとなったのは 映画監督マーティン・スコセッシ (タクシー・ドライバー、レイジング・ブルなど) の次回作の情報があったからだ。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月15日 07時11分25秒
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