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2008年08月15日
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カテゴリ:
■気になる本  - ラジオは脳にきく - 
------------------------------------------------------------

 少し気になっているのがあります。

 ナイフや包丁で人を殺める、自動車で人を跳ねて逃げ死亡
させる、ケータイを利用した苛めでその人を自殺に追いやる、
このように、結果的に人を死に追いやる方法はいくつかあり、
その刑罰も軽いものから重い刑まであります。

 しかし、亡くなってしまったのは、その方法や手段とは
関係なく、あるのは死だけです。

 過去に「脳内汚染」という本を紹介したブログがあります。


 そのブログで、約10年前のデータとして、
---------------------------
現在の子供の話題は?
2月7日のNHKニュースでは、子供の話題のアンケート調査により、
テレビ、ファミコン、友達が約1/3づつの話題となっているようです。
テレビからの影響が減り機械(ファミコン)相手の話題が多くなったと
か、情も薄れてきています。
---------------------------
を紹介しました。


 私たちの脳(大脳)には、生まれたときに約1000億もの
脳細胞(神経細胞)があり、年をかさねる毎に、また一日ごとに
その細胞が死滅するといい、決して増えることはないと著者は
いいます。

いま、
「ラジオは脳にきく 頭脳を鍛える生活習慣術」(著者 板倉徹、
出版社 東洋経済新報社、発行年月 2006年11月)を
読み終えました。

 著者の板倉徹(イタクラ トオル)氏のプロフィールは、
カバーにあります。
---------------------------------------
和歌山県立医科大学脳神経外科教授、同附属病院院長、医学博士、日本脳神経外科学会専門医
1946年生まれ。70年和歌山県立医科大学卒業。同附属病院診療医、米国カリフォルニア工科大学生物学部門留学などを経て、94年より和歌山県立医科大学脳神経外科教授。2006年より、公立大学法人和歌山県立医科大学理事、和歌山県立医科大学附属病院院長。この間、国際脳血管シンポジウム会長、世界神経科学会サテライトシンポジウム・オーガナイザーなども務める。
-----------------------------------

 著者は、犯罪を犯す側の人間の脳では何が起こっているのか。
として、このように述べています。
「他人に対する思いやりや人の気持ちを理解するという行為は、
主として、脳の前頭前野(前頭連合野)という部分が司っているが、
想像力を失い、他人の痛みがわからなくなってしまった人間には、
この部分が低下しているとしか私には思えないのだ。」
と、憂いています。

 そうです、脳が何もしないこと、つまり、何も考えないことが
脳細胞(神経細胞)の減少を増進しているのです。

 それで、ゲームやファミコン、テレビ等のように、視覚から
くる情報を少なくしていき、聴覚を活用して、想像力を働かせ
たほうがよい と著者はいいます。

 脳は、大脳、小脳、脳幹の3つで構成されています。

 大脳は、感情、思考、想像、言語、といった基本的な部分を
受け持っているといいます。

 そして、おでこからこめかみにひろがる前頭葉は、大脳皮質の
30%を占める、高度な機能なのです。
 それは、前頭前野、運動野、運動前野にわかれ、一番前の
前頭前野が傷つくと、全くやる気のない人間ができあがる と
著者はいいます。

 そして、「切れる」という若い人達の行動は、この前頭前野
の感情コントロールがブレーキ役だ と著者はいいます。
 対抗するアクセル役は、海馬のすぐ近くにあるアーモンド状
(扁桃)の神経細胞の塊、扁桃体(扁桃核)だそうです。
ここは人間の本能的な快・不快の感情、強い好き・嫌いの
感情、さらに恐怖の感情を発生させる といいます。

 アクセルが暴走するのか、ブレーキが壊れるのか、
私には、わかりませんが、人間のみに与えられた大脳という
新しい脳が、本能的な脳に負けた結果が、「切れる」という
行動と、私は解釈しました。

 著者は、前頭前野を鍛える方法を教えてくれています。

■1 今日からラジオを聴くこと
  脳を活性化するなら、ラジオを聴くこと。つけっぱなしの
 テレビの前で居眠りをするのが、一番悪いといいます。
 アルツハイマー病になるかも知れません。脳に刺激がないと
 萎縮が加速します。ゲームもそうですが、その時、活動して
 いる脳は、後頭葉、前頭葉運動野だけで、前頭前野は活性化
 していないそうです。
  ラジオは、音声情報しかないため、脳は得られない情報を
 補おうとして働き、場面を想像するからだといいます。
 このとき、働くのは、前頭前野です。

■2 読書で脳を鍛えること
  注意を集中して文字を追わなければならなく、読書に必要な
 「やる気」が、まさに「前頭前野」の活性化に深く関係している
 のです。文字情報から頭の中でイメージをつくり上げていくと
 いう作業が、高度に脳を活性化させます。
 文字の多い週刊誌、雑誌でも同じです。ただ、マンガは効果が
 少ないでしょう。 また、声に出して読むことで、脳全体が
 活性化します。

■3 身体を動かすこと
  散歩だけでも充分な効果がります。無理をしてスポーツを
 行う必要もありません。途中、いろんな現象、事象を観察する
 のを忘れないでください。鳥の鳴き声、虫の声、・・・
 それと、料理を作ることが効果があります。たまには、
 手書きで手紙を書いてください。脳が活性化されます。

 著者のおわりには、「脳を鍛える日常生活」として、一週間の
スケジュールの提案があります。是非、参考にして、うつ病や
アルツハイマー病等の防止にしていきたいものです。

(追伸)ここらで少し夏休みを頂きます。本音をいいますと、
 連日、オリンピックをみているため、読書が進んでいない
 からですが・・・。

(8月15日)


ラジオは脳にきく





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最終更新日  2008年08月15日 10時06分43秒
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