共通点は独学
昨日土曜日は、「第二回さかもとこーひーの四季を味わう会」でした。先月の「四季を味わう会」の日もそうでしたが…昨日も普段の倍以上のお客様が朝から閉店まで来店くださり、心地よい疲れでした。「四季を味わう会」、常連さん、いつも宅配でお届けしているお客様のはじめての来店、まったくはじめてのお客様と一緒にこーひー飲んで、お話しできました。おゆみ野店で僕が一番したかった形です。ありがとうございました。さて、まず「四季を味わう会」ですが…お菓子は…一皿目が、「シトロニエ」「ウイークエンド」パティスリー ドゥー・コリーヌ、千葉県千葉市緑区おゆみ野中央3-22-2-103…二皿目が、「松葉最中」「本練羊羹」ささま、東京都千代田区神田神保町1-23でした。さらに、幕張本郷のサンク・オ・ピエ、千葉市花見川区幕張本郷7-5-14-2F,Tel 043-274-5532のシェフが前日に「クランベリーとラズベリー風味のパウンドケーキ」を送ってくれました。こちらも参加のみなさんや運良く来店されたお客様と一緒に頂きました。こーひーは一皿目と一緒に「タンザニア」「コスタリカ」、二皿目には「モクレン」「ボリビアCOE」を淹れました。女性のお客様には「シトロニエ」「ウイークエンド」のレモン風味のムースとパウンドケーキに軽やかで華やかなタンザニアがとってもきれいに合って、それがご好評でした。タンザニアの余韻に感じるミント風味がレモン風味にドンピシャですね。そして、モクレンの優しい味わいと余韻の円やかなコクがささまさんの最中や羊羹の上品で洗練されたコクの美味しさとの相性の良さにお茶よりもさかもとこーひーが合うということに驚かれていました。そうなんですねー!「クランベリーとラズベリー風味のパウンドケーキ」は僕も驚いたのですが…タンザニアのさりげないきれいな酸にも、モクレンの静かな味わいにも、ボリビアCOEのきれいで豊かな味わいにも、その香り、味わいが見事に合い、さかもとこーひーにならなんでもOK!って感じでした。シェフ、ごちそうさまでした。そんなシェフのブログにシェフの親友のピアニスト、クリヤ・マコトさんのCD紹介がされてました。クリヤ・マコトさんは僕もファンで店で良くCDかけていますが…シェフとクリヤ・マコトさんの共通点が独学であると書いています。クリヤ・マコトさんは音楽を聴くことと演奏することで自分を高め、シェフは料理を食べることと作ることで自分を鍛えてきた。その他に大事なのが読むこと、だと。僕もお二人と同じように独学で来ました。美味しいということはどういうことなのかを探し、ひたすら飲み、食べて、読んできました。自家焙煎店で働き学んだこともありません。クリヤ・マコトさんやシェフと共通しています。今一番大切にしている学ぶことは…素材とお客様の間にある何かを感じ続けることでしょうか。そんなこんなで、次回の「四季を味わう会」ですが…最近常連さんから、こーひーには困っていないけれど、紅茶に困っている…そんな声がとっても多いんです。美味しい紅茶ってどんな味なの?どこで買ったら良いの?いくら位の紅茶が良いの?淹れ方は?…紅茶の情報が雑誌や本、専門店で色々とあります、勿論、みなさんそういった情報は得ているんですが…どうも、満足していないんですね。僕にしたら…そうでしょう~~~!…です。渋みを嫌い、紅茶の持っている心地よい渋みの魅力が伝わっていない、高価で希少価値のお茶を少量販売している、香りも分かり易いプンプンする香りばかりで、毎日飲んでも飽きのない良い香りが伝わっていない、目先の変ったお茶で売ろうとしている…僕の感じている紅茶の不満を書いていると切りが無いのですが…みなさん困っているのが分かったので、真面目に紅茶を扱おうと考えるようになりました。それで、紅茶の会をしようか、日程はどうしようか、まだ決まっていませんので…次回の「四季を味わう会」のお知らせはしばらくお待ちください。ご要望等お待ちしています。