魚と日常2022 last.
今年ももう終わりか…振り返る間もなくじきに2022年という一年が終わろうとしている。「終わり良ければ総て良し」という言葉がある。其即ち、今年はバッドエンドかもしれない。ということか。こんな終わり方だもんな…思えば水族館が時効になり、何もない場所に放り出された3月。勤務自体は2月までだったけど。自分の理想と業界の変遷が嚙み合わず、一度諦める道を選んだ。ただそれでも5年前強く志望して入った業界なだけあって、後悔は大きい。大学時代のような熱意と仲間はもうなくなってしまったが。気楽に構えていたがやはりニートになると堕ちるとこまで堕ちてしまう自分がいる。それは5年前も同じだった。結局仕事がない、収入がないというのはじわじわと生活を追い詰めていき、憂鬱な日々が続いた。それでも友人とのコンタクトもあったしなんとかやっていこうとしていた矢先、14年間維持していたウツボの水槽が崩壊してしまった。もはやここまでくると言葉がない。このだいぶ厳しい時世にこの仕打ちとは。喪失感もあったが、それ以上にやる気を削がれた。悲しい、辛い気持ちと無気力で動けない。お金がほとんどない(全財産がなくなること実に2回)状態でギリギリ埋葬とお供えはできた。…アルバムはまだ手が付けられてないけど。年明けでもいいからやらなきゃ。そんなこんなで余計に先行きが見えなくなってしまった。元々人の中に突っ込んでいくのがかなり苦手な故、電話をかけるにも一苦労、メールを送るにも一苦労。で。ようやくバイトでも始めるかと決心がついた(応募するのにも面接を受けるにも相当苦労したし神経をすり減らした)。精神的にきつかったので、(経歴に関係ない仕事でも)せめてフィールドに近い場所にして少しでも海に通えれば楽だと思った。そもそも落ち込んでいる期間は散歩以外家から出られないので全くフィールドに行っていない。これがまたしんどくて、辛い時に余計に自分を追い込んでしまう。7月。やっとバイトが始まる。そして思い知る「未経験歓迎」の罠。求められる高度な清掃、影も形もないマニュアル(せめて会社基準の用意しとけよ)、ワンマンバイトチーム、連携の取れないフロント(これはまあ改善された)、どうしようもない同期2名(蒸発して逃げた)、伸びない売り上げ、アホみたいな欠陥だらけの建物・設備。おまけに成金のトップに振り回される貧民バイトの実体験というわけだ。休憩所がまさか以前から「どうしてこの敷地内にこんなボロが…」と眺めていた建物だったとは。絶句である。幸い今は人間関係はそこまで難はない。本当にそれが唯一の救い。あ、浜歩きや軽い採集がメインだからバイトはついでか。そうでも言ってないとやってられん。まあ仕事の愚痴はこれくらいにして。自業自得だが貧乏は一向に改善されず、最近になってようやくわずかに回復してきた。でもね…5年もバイトした挙句またバイトに走ると何が起きるかというと、家族からの重圧。実家暮らしの自分が悪いのだが、さすがに30ともなるとフリーターなぞニートと同格である。つまり穀潰し。責められて当然の存在。家には毎月2万払ってるだけでなんの貢献もしていない。そりゃ死にたくもなるのよ。頑張ってバイトの面接受けたのにそれ言ったら「なんだバイトか」って。なんだとはなんだ。正社員になれって言わずに正社員にはならないの?って毎回訊いてくるのも腹立たしい。そもそもなんの正社員になるんだよ。やりたいことなんてわかんないんだぞ。やりたくない、興味のない仕事に対してはいけると思いつつ心の中でとてつもない抵抗が生まれている。今もそういうスタンスで仕事を探して…いるにはいるがなかなか噛み合わない。それがここ最近のブログの内容に繋がってくるわけだ。リクルートはおさらばしたもののDODAの方も使わなさすぎて催促のアンケートが来た。毎日のメールも鬱陶しい。同じ企業から何十通メール送ってくる気だよ。地雷確定だろそんな企業。そんな暇なことしてるんなら真面目に仕事しろ()エージェントから応募する書類が通らないことはもうどうでもよくなった。むしろ通るな。そんな仕事しとうないわ。しかも横浜とか東京で。頼みの綱はIndeedかな…まさか廻りに廻って戻ってくるとは。勤務地から探すなら正直これが一番いいと思う。それでもすぐには決まらないだろうし見つからないだろうし。でも今のバイトもさっさと辞めたいし。なんなんだもう。…年の瀬に話す話じゃねえっての。こんなん。転職活動を始めて2ヶ月、すっかり鬱になってしまった。途中から手放しで何もやる気になれず、かといってそれを放ってフィールドに出れば親の目は痛いわ罪悪感がすごいわ。死にたいが現実味を帯びてきてようやく、一昨日軽くだけど潜り納めができた。やっぱり海にいるときが一番「生きてる」を実感する。部屋にこもる日々は生きながらにして死んでいるようなものだから。気持ちよかったな、久しぶりの海中。海自体はいつも見てるけど、やっぱ元気な魚たちが泳いでる景色が一番楽しい。ただ最近耳の調子があんまり良くなくて、少ししか潜れなかったけど。ストレスからかはわからないけど、できれば自然治癒してほしい…。ラスト採集魚はこの子。思ったより魚はいたけど、さすがに水温16℃以下になっては魚種が減ってくる。来年こそはもっと頻度を上げられるようにしないと。仕事とかプライベートとか関係なく本当にやりたいことはこれだけなんだから。長々と年の瀬に愚痴を吐くだけのそんな人生。どこで道を間違えたんだろうなあ。来年からもきっと変わらない毎日が待ってると思うと憂鬱だけど、最後の日の入りと共にこれをもって今年のブログを締めましょう。それでは、よいお年を。pardalis/ISSCY 2022/12/31