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カテゴリ:魚採り
まだまだ残暑が厳しい。 前回初めての場所に行ってからというもの、その新鮮さを味わいたく?また新規開拓へ。 とはいっても前々から行こうとは思っていた場所。最近いつもの場所で潜りすぎてた。地理的に誰かと行かないと少々不安な場所だったので迷っていたが、風がかなり穏やかで天気も良かったので待ちきれず。 ソロで潜るのはかなり久々だったり。 最近は体験会のついでとか、誰かといることばかりだった。もちろん安全面からは誰かと一緒の方が良いのだが、一人が好きな自分としては時々でもこういう時間が欲しかったりする。 今回の場所は実は「初めて行く」わけではない。子供の頃磯遊びをよくしていたところだ。幼少期の自分の知識経験に大きく関わった海と言える。まともに魚を採りに来るのは少なくとも15年以上ぶりだ。 様子見と言いつつ、タイムマシンに乗ったつもりで魚を探したい。魚好きは何年経っても変わらない。 さて、懐かしい景色が見えてきた。 事前にこの辺で潜れるか後輩M君に聞いていたので、いつも磯遊びをしていた所より少し左に進む。 外海から多少流れが入ってくるが、入り江で潜る分には大丈夫そうだ。浅瀬からエントリーしてみる。 思ったより濁り…というか懸濁物が多い。水面もなんかゴミゴミしている。まあできなくはない。 覗いてすぐにいた大きめのサザナミフグ。見つけたときは海藻の陰で昼寝していた。ここまでのサイズになるとタピオカとは呼びづらい。大福、がしっくり来る。 思った通り、エントリー場所からちょっと出ればすぐに深くなる。 ただ予想外だったのが、やたら海藻が多いこと。この季節にこんなに残ってるものなのか、はたまたここではこれが普通なのか。マクサ?なのか、テングサ系の紅藻を中心に、イソモク系、ホンダワラ系もある。岩の上だけでなく周囲も覆ってしまうほどなので、とにかく魚を探しづらい。陰が増えるだけで一気に暗くなる。 これワンチャンハナタツとかいないかな…と思ったがあまりにもモサモサしすぎていて途中で諦めた。春先に来たらもっとすごいのかね。確かにここならカジカ類を狙うにうってつけかもしれない。スイくらいは出てくれてもいいのに。 壁沿いの岩棚を見て回る。 浅めの隙間に、久しぶりの顔。ミスジテンジクダイ…のはず。なんか一昨年だかその前だかの年にはやたらたくさんいたくせに、全然見なくなったな。 謎の魚(正体はアナハゼ)が突っ込んでいった亀裂の奥にサザナミヤッコ。一度すかしたが、すぐ上の浅い亀裂に入ってくれたので難なくネットイン。とりあえずの撮影用魚がカップに増える…。 なんか死滅回遊魚が全然少ないな。チョウは浅瀬に何匹かいるけど、サイズは大きいしやたら擦れてるし。ニザダイの類もみんなでかい。モンツキハギに至っては模様が出てきてるレベル。 そして深いところを覗けばひたすらちびホンソメの営業が飛んでくる。こういう時に来られると煽られているようにか思えないんだが…。 とりあえず一度上がる。 上がって手をついた所の水溜まりにウメボシイソギンチャク…が、動いてる??と思ったら、どうやらイソヨコバサミの殻にくっついていたらしい。何やらホンヤドカリと話し込んでいる。 広めの陸地に近いタイドプールを見てみる。 岩に泥がかぶっていてあまり特別な魚はいないが、よく見ると足元に小さなオトメベラが一匹いたので採る。 オトメベラチャレンジ成功じゃん…なんと網で採るのはこれが初である。こんなにたくさんいるのに、何故か採れなかったシリーズをひとつ潰すことができた。いやまあ、全然逃げ場のないタイドプールだったし、さすがにあれは私でも採れますよ…(笑) でかいボラやシマハギを流し見ながらタイドプールを後にする。 ここで同時間くらいに現地入りしていたガチの採集家っぽい人が上がってきたのに気付いたので、何が採れたのかワクワクしながら話しかけてみた。 「こんにちは~何か採れましたか?」 「いや~全然ダメっす。まともなの(死滅系)がいないっすね。」 ん?…なんか聞き覚えのある声に話し方。おまけに色々話していると内容的にどうも引っかかるものがある。もしかしてtwitterの知り合いのYさんではなかろうか…でも人違いだとしたら恥ずかしくて、聞くに聞けなかった。顔忘れちゃったのが悔しいな…そもそも2,3回しか会ったことないけど。 ちなみにいいサイズのシラコダイとコロダイを採っていた。いいなー、こっちはそれすら見てないぞ。 気を取り直して後半戦。 同じ場所は特に変わりなかったので、どうしても営業してくるホンソメくんを適当に網に入れた。 もう少し先に進んで小さな浜になっている場所へ。砂多め、でも岩壁はちゃんとしてるところ。 とはいえこっちもこっちで海藻は多いし、魚種もそんなに変わらない。砂地の魚を探せそうだったけど特別なものは見つからず。 水深1mあるかないかくらいのところを高速で泳いでいたクラカケモンガラ。思えばこのサイズは初めて見たかも。こんな模様あったっけ?な体の後半の二本線がカッコいい。 やや進んだところにハマフエフキ?らしき小さなフエフキがいたが、やはり採るのは難しい…散々網を躱された挙げ句どこかへ消えていった。決めた、フエフキはこれから最初に写真を撮っておこう。勝負に負けすぎだ。 帰りの時間も加味して早めに上がる。 せっかく少しいつもより足を伸ばして来たので、ちょっとだけ観光。景色がとても良くて、昔よく来ていたことを思い出していた。 次に来た時はタイドプールで魚採りをしてるところを誰かに写真撮ってもらおうかな。子供の頃ここで撮った写真と並べたい。 【採集】 サザナミヤッコ、ミスジテンジクダイ、オトメベラ(初)、ホンソメワケベラ、クラカケモンガラ 【持ち帰り】 なし 【見たもの・気になったもの】 キュウセン、ホンベラ、カミナリベラ、オハグロベラ、アカササノハベラ、トゲチョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ、アケボノチョウチョウウオ、チョウチョウウオ、シマハギ、サザナミハギ、ニセカンランハギ、ニザダイ、アイゴ、トウゴロウイワシsp.、アナハゼ、サザナミフグ、ボラ、メジナ、ウツボ、ハマフエフキ?、オヤビッチャ、ロクセンスズメダイ、タカノハダイ、クロホシイシモチ、ミナミハタンポ、カブトクラゲ、ウメボシイソギンチャク、イソヨコバサミ、ホンヤドカリ、サンゴイソギンチャクなど お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/09/15 09:06:25 PM
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