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ざり8727

ざり8727

2006年02月18日
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本来は4000円以下のカテゴリで書くべき酒なのですが、あっという間に売り切れそうなので先行して書こうと思います。


今日紹介したいのは新潟県村祐酒造のこちら。


超限定の甘口美酒!村祐 純米大吟醸 亀口取り 無濾過本生原酒 1.8L入荷しました!【村祐(純米大吟醸)亀口取り】(今年は商標の関係で雅が抜けてます)


最近あちらこちらで村祐が話題になってますが、何を今更、と声を大にして言いたい。


確かに村祐は小さい蔵だし商売気のない販売網だから目に付きにくいきらいはありますが、これだけネットが発達した現代においてそんなこと大した問題ではないはず。


率直に言って村祐は日本酒が好きな人なら一度は体験すべき酒だし、十四代全盛の今、人気が出ないわけがない酒質を誇る酒です。



村祐には全アイテム共通した味わいがあります。それは強烈なインパクトを持つ【甘味】です。


含んだ瞬間から飲み切るまで常に【甘味】を感じる酒なんですが、素晴らしいのはその【甘味】が香りと共に変化することなんです。


含んだ瞬間は【果実様な甘味】が口いっぱいに広がり、フルーツをほおばっているのかと錯覚します。じっくり味わうと今度は【和三盆様の甘味】に変化し、口中を席巻します。後半は舌が甘味に慣れ【きれいな甘味】になり、喉を滑り落ちていきます。


村祐が素晴らしいのはこれだけ甘いのにダレたくどい甘味は一切感じないし、後味ほとんど残らないことです。特徴あるお酒は全国に数あれど、ここまで蔵の方針が酒質に完徹され、これほど完成度の高い酒質の酒はそうはないと思いますね。


そんな村祐シリーズの中でも群を抜いて素晴らしいのがこの【村祐 純米大吟醸 亀口取り】です。


このお酒は文字の通り亀口(槽口のこと)から垂れた酒をそのまま瓶詰めしたしぼりたてでして、微弱な発泡感をそのまま感じることが出来ます。


このお酒が他の村祐シリーズと比較しても抜群な理由は、しぼりたてならではのフレッシュ感が前面に押し出され、加水調整を一切しないことで味わいの密度が変わり、【和三盆的甘さ】が全て【果実的甘さ】に置き換えられていることです。


冗談抜きでシャンパングラスに入れて出せば誰もこのお酒が日本酒だとは思わないでしょう。きっと上等なシャンパンだと思うはずです。(シャンパンに近いことが本質ではありません。あくまで例えです。)


香りも味わいも、僕らが「美味しそう」と連想するもの、例えば南国果実、そのものです。


とても甘くて美味しい果物があるとします。それを口いっぱいほおばったときの衝撃と感動。甘い!美味しい!もっと食べたい!あの衝撃と感動ががこのお酒にいっぱい詰まってます。



そして値段。なんとこれだけの酒質でありながら一升3300円なんですよ!通年アイテムの村祐純米大吟醸無濾過生原酒と比較しても300円しか変わりません。


村祐は全銘柄共通してスペックを一切公表してません。法律の関係でアルコール度数と純米であることはかろうじてわかりますが、精米歩合、規格、酵母、全てが非公開です。



「山田錦がうまいのか?削ればうまいのか?高い酒がうまいのか?酒をスペックで判断するな。飲んで、自分の舌と感覚で判断しろ。」



私には【消費者主義の銘柄・村祐】を立ち上げた村上専務のこうした思いが感じられてなりません。そしてその自信は確実に、間違いなく、酒質に反映していると確信します。



まぁそうはいっても気になるのが人情というモノで、私が全力で調べたところ、この純米大吟醸亀口取りは精米歩合45%らしいことがわかりました。


精米歩合45%の純米大吟醸無濾過生原酒しぼりたてというだけでも一升3500円という価格設定は目を疑いますよね。でも大丈夫。飲んだら舌を疑いますから。


大げさな話ではなく、酒質、価格、全ての要素を考慮してこの【村祐 純米大吟醸 亀口取り】は日本酒が到達し得るひとつの頂に達していると思いますね。具体的にどういうカテゴリの頂点かは私がまだ未熟でよくわかりませんが、とにかくその辺のお酒とは全く違う後光のようなものすら感じます。


生産量の関係と年一度だけの販売、更には強烈な【甘味】が主体であることから居酒屋に並ぶことはほとんどないでしょう。酒屋でも同様に入手は難しいかもしれません。


でも私はそれでいいと思います。本当に村祐亀口が好きな人は距離や時期に関係なく必ず足を運ぶでしょうし、現在村祐を扱っている酒屋さんは私の知る限り、そういう客を大事にしてくれる店ばかりです。


村祐未体験の人、また、冴などの通常品を飲んで甘すぎると感じた人、十四代が最高の酒だと思ってる人、ぜひ【村祐純米大吟醸亀口取り】を試して欲しいと思います。このお酒は十四代と並び称されていい美味しさを秘めた酒ですし、日本酒の可能性に限界はないと感じることが出来ます。ぜひ一度ご賞味あれ。





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最終更新日  2006年02月18日 17時25分28秒
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