テーマ:映画館で観た映画(8367)
カテゴリ:映画
今日は、ドイツ映画「善き人のためのソナタ」を観に行ってきました。
この映画は、2007年アカデミー賞外国語映画賞を 受賞した作品ということもあり、映画館は、超満員でした。 (ミニシアター系の作品なので、映画館自体、収容人数が そんなに多くないと言うこともありますが・・・) この映画の感想を一言で言うと・・・ 「よくできた、かなり良い映画だった!」です 各映画評で、高得点を出しているのが、納得できる内容でした。 映画の最初の舞台は、1984年 東ドイツ。 まだ、ソビエト連邦の解体も、ベルリンの壁の崩壊も、起こっていない時です。 (↑反体制の疑いがかかった、劇作家ドライマン宅を盗聴するヴィスラー) 全体的に、静かな・静かな作品ではありますが、 途中、飽きさせることなく、感動?の最後を迎えます。 主人公の、シュタージ(国家保安省)の局員ヴィースラー(ウルリッヒ・ミューエ)が 最後に言うセリフに、この映画の良さが、凝縮されているといっても 過言じゃないと思います あの一言で、 私の心の中のわだかまり(ヴィースラーは自分の行為を後悔しているのか?) が消え、ホッとしました 贅沢を言えば、 ヴィスラーの気持ちの変化(党への想い一辺倒芸術・愛・自由に心を開く) をもう少しだけ、丁寧に描いて欲しかったかなぁ~ また、舞台女優のクリスタ(マルティナ・ゲデック)がとった行動には、 最初、観ている私までがショックを受けましたが、 党という、権力・圧力の前では、ああする他、無かったのかなぁと 観終わった今なら、思えます。 一番の犠牲者は、彼女だったんでしょうね。 珠玉のヒューマンドラマ系 歴史映画です。 ミニシアター系の映画なので、上映している映画館が少ないというのが 非常に残念です もし、機会があれば、是非、ご覧になってください (↓あらすじ・詳細は、下記公式HPをご参照下さい) 善き人のためのソナタ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/03/21 11:05:23 PM
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