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テーマ:サッカーあれこれ(19824)
カテゴリ:uefa-cl
さて、昨夜はある意味「予想通り」ながらも相変わらずな日本代表の 不甲斐なさにため息ばかりが出てしまったのですが、そのお話はまた あらためて書くことにして。まずはなんたってこちらから!今季の 欧州サッカーシーズンを締めくくるファイナル、チャンピオンズ・ リーグ決勝戦、インテルXバイエルンの決戦でございます~~!! どちらも国内のリーグとカップ戦を制し、「3冠」を狙う両チーム。 しかもかつてモウリーニョはファンハールの下で修行をしていたと いう(笑)、「師弟対決」でもあり。更に試合後のモウリーニョの去就 にも注目が集まる中、舞台はレアル・マドリーの本拠地サンチャゴ・ ベルナベウ。スタンドをインテルの巨大フラッグが覆うステキな 雰囲気に包まれ、いよいよ運命のキックオフでございます!! インテルは、サネッティが出場停止のモッタに変わって中盤をフォロー すべくボランチに入り。今季ケガなくキレキレなロッベンと相対する のは左SBに入ったキブとなったわけですが、バイエルンはリベリーが 出場停止ということもあり、当然「右サイド中心」の攻撃を展開。正直 見ていて、キブにロッベンとのマッチアップはキビしいものがあるかなあ という感じでありましたが、そこはバルサ戦でも見せた「組織的守り」で 決定機までは作らせない。バイエルンがポゼッションで上回りつつも 攻めきれないという、ジリジリした展開が続く中。 前半35分、GKジュリオ・セーザルからのロングパスを、ミリートが頭で 落とし。受けたスナイデルがミリートへ絶妙なお返しのパス、これを ミリートDFと競り合いがらも沈着冷静にシュート!インテル先制~~!! いやあ、ジュリオ・セーザルのロングフィードも、ゴールキックではなく バックパスを受けての「ダイレクトキック」ですからね~~、どんだけ 精度が高いんだよと!最初のミリートのピタっとスナイデルに合わせた 落としも見事、受けたスナイデルのトラップ&パスもお見事。更には シュート前に「ちょこっとした」フェイントを入れてキーパーの間を 外すシュートもお見事!カウンターとはかくあるべしというお手本の ようなカンペキなゴールでございました!! 更に前半40分過ぎ、今度はミリートのパスからスナイデルが決定的 シュートを放ちますが、これはブットがなんとかセーブ。1-0と インテルリードのまま、勝負は後半へ・・・。後半、バイエルンが どう反撃に出るかが注目だったのですが、開始早々いきなり攻勢に 出ます!キックオフから速攻でインテルゴール前に、ミュラーが 決定的なシュートを放ちますが、これはジュリオ・セーザルが ナイスセーブ!弾いたボールをインテルDFがクリアし損ねたり、 ここはインテルDF陣が唯一「慌てた」シーンじゃなかったかしら? しかしインテルも、この猛攻を凌ぐと返す刀でカウンター!この日は ほんとに目だってましたミリートのパスをパンデフがフリーでシュート、 今度はブットがナイスセーブのお返し(笑)!いきなりの激しい展開に、 これは1-0では終わりそうにないぞという予感が・・・ この後も、ロッベンを中心にバイエルンが度々攻め込みますが、 インテル守備陣、いえ攻撃陣も含めた体を張ったDFと、ジュリオ・ セーザルが繰り返すスーパーセーブでゴールを割ることが出来ず! ほんと、ミリートやエトーまでがパスコースに飛び込んでいく、 「魂のDF」は感動的ですらありました、そしてジュリオ・セーザル この日はほんと神掛かってたなあ・・・!! こうして1-0のまま迎えた後半25分。パスを受けたミリートが バイエルンDF陣相手に一人で持ち込み、そしてシュート!! インテルDF陣の出来を見たら、まさに「決定的」ともいえる 2点目が入る・・・!喜びに沸くインテルベンチ!!しかし、 バイエルンDF、「CL決勝の舞台」にしてはちょ~~っと ユルかったかなあ・・・?? この後バイエルンはベンチに控えていたクローゼ・ゴメスという 「ドイツ代表FW」を投入して反撃に出ますが、インテルDFの牙城は 崩れず。インテルにとって最も怖い存在だと思えた、オリッチを 下げてしまったのはどうなのかとも思えましたが・・・ロスタイム、 ルーズボールを追ったロッベンがボールに追いつけずに天を仰ぎ。 ジュリオ・セーザルがゴールキックを蹴ったところでホイッスル! インテル、遂に遂に、欧州の頂点に・・・!! 喜びをバクハツさせるインテルの選手&スタッフ、そしてスタンドの ファンには感激の余り泣き出す姿も・・・!いやほんと、ここまで たどり着くのに40数年を費やしたのですから・・・ダークホース的 チームが栄冠に輝くより、「強豪・名門」と言われながら長い期間 欧州の舞台では結果を出せなかったチームの「勝利」は、ことさら 感慨深いものがあったでしょう、うるるるる・・・ こうして、インテルが見事に「3冠」を達成し、今季のCLは幕を 閉じたのでございました!バイエルンもここまでよく勝ち上がって きましたが、やはり今季のインテル、バルサに勝ったその堅実なる 守備と強力カウンターの前には及ばなかったという感であります、 しかしモウリーニョ、今まで「攻撃は擁するタレントの個人技頼り、 いい時と悪い時の差があり過ぎ!」というチームに、チームとして 戦うことを徹底させ。そして何より、「勝者としてのメンタリティ」 を植えつけた手腕はさすがでございます!そしてミリート、CLでは トーナメントの試合でホームかアウエーどちらで必ず得点を挙げ。 セリエとコッパ・イタリアで優勝を決める試合でもゴールを挙げる まさに七面六臂の大活躍!「主役」は彼に譲ったものの、時にDFに 入って体を張り、「黒子」役を勤め上げたエトーの存在も欠かす ことは出来ませんでした!さて、インテルの「来季」がどういう 体制になるかはまだわかりませんが、今はただこの感激に浸って いたいと思います・・・いやほんと、いい一年だった!!(^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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