営業マンの備忘録

◎ B チクルス：2月23日(土)
　　　
F.J. ハイドン / アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII-6/Op.83
L.V. ベートーヴェン / ピアノソナタ 第31番 変イ長調 Op.110

F. リスト
　　 / 愛の夢 ～ 3つのノクターンより 第３番 変イ長調 S.541-3
F.F. ショパン / 子守歌 変ニ長調 Op.57
F.F. ショパン / ピアノソナタ第３番 ロ短調 Op.58　　　　
（アンコール）
１．ショパン/幻想即興曲
２．ラフマニノフ -/パガニーニの主題による狂詩曲・第18変奏
３．プロコフィエフ/ “３つのオレンジへの恋”から「マーチ」
４．ショパン/英雄ポロネーズ

前回当ブログで何か書いてしまったか？
ホールで一番良く音が飛んでくる位置を事前に確保いただき座らせていただいた。
なるほど、このホールは最前列よりも良い位置があるのだ（しかも全席ピアノ前のような良席でもある）。
音色の印象がこれまで乾いた感じだったのだが、今回はリッチなヤマハトーンを感じとることができた。
（微妙な繊細さから人並みはずれた豪快さまで持ち合わせる彼には、できればスタインウェイのフルコンなどを弾いて欲しいと感じる）

Aチクルスとは後半が異なるものの、熱演は前回同様。
遠方から無理やり呼んで同席したマダムは前半でうるうる、後半涙で何も見えなくなったと・・・。
圧巻の終わり方、奇跡の変イ長調で昇天するベートーヴェン、愛らしい子守唄に愛の夢、そして完成度の高いソナタ3番。
完璧な幻想即興曲では自分がピアノを弾く必要性を感じなくなってしまった・・。
（この有名曲で打ちのめされるほど感動することは、ほとんど無い）

凄い演奏会だった。
たまに訪れる書くのもめんどくさいほどに圧倒されたモード・・・）