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![]() ![]() 迫力満点のすごい映画を観た。 2008年作 ドイツ映画の「アイガー北壁」である。 1963年に若いドイツ人登山家二人が、スイスのアイガー北壁(Eiger)の登山に挑戦する。 国をかけての戦い。そして襲い掛かる自然の変貌。 実話を映画化したものなので、心を揺さぶられながら観た。 とにかく最初から最後まで迫力満点の映像で、ハラハラどきどきの連続である。 山好きの人にはたまらない映画だと思う。 怖がりの私はハラハラする場面では正視に絶えず、目を手で覆いながら画面を眺めてばかりだったが、美しい山の映像には脱帽であった。 高校生の頃、父が持っていた新田次郎著の山岳小説に夢中になったことがあった。 (新田次郎著でアイガー北壁の小説もありますが、この本を読んだかどうかは覚えていません。今回の映画を観て、アイガー北壁を読んでみたいと思いました。) そして、天候が変わりやすい自然の怖さと同時に、山への憧れを新田次郎の小説から学んだ。 結局『ザイルを持って山に登るって格好いいなあ、景色がよくて気持ちがいいだろうなあ!』と言う憧れを今までに実現させたことはない。 私には、牛のつける「から~ん、ころ~ん」と言う鈴を聞きながら、てくてく山歩きを楽しむぐらいが丁度いい。 それ以上、命の危険に代えてまで「登る」山への情熱と言うのは、みんなどこからくるものなのかな。 「頂上についた時に上から景色を見下ろした瞬間、その時の気持ちって言うのが、変えがたいものなんだよ。」と夫は言う。 そうかあ、でも山に行く人を伴侶にしたら、家で待つ人は毎回ハラハラしっぱなしだろうなァ。 「娘さんよく聞けよ 山男にゃ惚れるなよ」と言うダーク・ダックスが歌う「山男の歌」がある。 私は山に行く道中でいつもこの歌を歌っているけれど、二人の子供達は押し黙って聞いている。歌詞をわかっているのかな? 美しさと自然の怖さが隣り合わせの山。 今回の映画では、山の変貌をリアルに映像で感じることができた。 お勧めの映画である。 ![]() (学校帰りに秋の木の葉で遊ぶ子供達) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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